鹿俣山 1637m (1710m峰)
数年前の3月にたんばらスキー場から鹿俣山を経て獅子ヶ鼻山に行き夜後沢を滑り降りたことがある。夜後沢」は斜度が緩く、距離はやや短いが広いブナの疎林帯が続いている。北西に面しているのでパウダースノーの時にもう一度行って見たいと思っていた。
RSSAの佐藤さんから12日に武尊山方面に行きませんか?とのメールを頂いた。連休中で天候が良さそうなのは10日の土曜日のみで夕方からは天候が崩れるとるの予報であった。そこで、比較的楽に行けてスキーが面白うそうな鹿俣山から夜後沢を滑るコースを一緒に行くことにした。
天候は良かったが、気温が高くなり春のような陽気で歩いていて暑かった。雪は期待していたパウダースノーで無く表面がべたべたした重い雪で滑りを楽しむには程遠く時間もかかった。それでもブナ林の中の歩きは素晴らしい。
2月10日(土) 晴 風弱し
2人
登行高度:300 m、 滑降高度:615 m(ゲレンデを含む)
たんばらスキー場トップ(10:15)--鹿俣山(10:35)-1701m峰(11:45〜11:55))-夜後沢の1170m地点(12:50〜13:00)―スキー場ゲレンデ中間部(14:55〜15:15)−スキー場下部(15:20)
朝早く自宅を出て、たんばらスキー場の駐車場に8時ごろに到着。佐藤さんは高速道路の渋滞に巻き込まれて遅れて到着。山スキーの準備をして、スキー場に登山届を出してリフトに乗った。
ゲレンデトップでシールを張って歩き出した。最初はわずかだが急斜面を尾根筋まで上がる。ここ一週間大した積雪が無く。気温が高いため、雪はべたべたした感じで重い。すでに先行のスノーシューのトレースが付いていた。トレースに付いて尾根筋を上がって行った。周囲の景色は素晴らしい。
尾根筋を上がる 鹿俣山から獅子ヶ鼻山 川場剣ヶ峰
鹿俣山は気づかず横を通り過ぎた。1時間半かかって1710m峰の手前に到着。ここで、休憩を取り、周囲の山々を見ながら行動食を取った。目の前に見える谷川岳、朝日岳、笠ヶ岳、白毛門、大烏帽子山、巻機山などの眺望が素晴らしい。反対側には武尊山から至仏山。
谷川岳方面 白毛門から朝日岳方面 大烏帽子山
ゆっくり休んだ後はシールを外して夜後沢を滑り降りた。重い雪で斜度の緩い上部はストックをこぎながら進んだ。少し進むと斜度がやや急になり、ようやく滑りを楽しむことが出来るようになった。広いブナの疎林帯を適当にターンしながら滑り降りた。前日滑ったと思われるトレースが付いていた。
夜後沢源頭部 ブナの疎林帯の夜後沢を滑る 夜後沢を滑る
沢沿いの1170m地点で滑りは終了。左側の尾根筋を上がる事にしてシールを付けていると、単独行の若者がやって来た。彼は先行して上がったが、途中で追い越した。
30分の登りで1300mの尾根に上がった。ここから目の前のピークに上がらずほぼ平行に回り込んでスキー場に戻ることにした。この平行移動は雪が重いため時間がかかった。
1170m地点の谷筋でスキーは終了 平坦で広いブナ疎林帯 ブナ林を行く
広くて平坦なブナの疎林帯に出た。スノーシューのトレースが付いていた。ブナの疎林帯を周回しているのだろうか。歩くスキー、クロスカントリーには素晴らしいコースである。
スキー場の音楽が直ぐ前に聞こえた。広いブナ林を通り過ぎて目の前の谷状地形、次いで尾根状地形を越えるとスキー場のゲレンデに出た。重い雪で時間がかかりやや疲れた。
ゲレンデの片隅でゆっくり休んでからシールを外して、ゲレンデ下部を滑り降りた。下山届を出して休憩後、帰途に着いた
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