2. 新里町の菜園

   新里の畑は自宅から車で20〜30分のところにある。広沢の畑はKさんから一年毎にお借りしていて、一年で済まない果樹類は植える訳には行かない。そこで、14,5年前に、新里村(現桐生市新里町)の谷沿いの傾斜地で、かっては桑畑だったと思われる農地転用許可がおりた荒地(約120坪)を不動産屋から宅地として購入した。

  周りは桑畑と笹薮で細いダートーロード(村道)を200メートル位行った袋小路のどん詰まりで、その村道の20〜30メートル手前にMさんが住んでいるのみである。

  傾斜地だが上半分は平らになっており、上部からは赤城山、榛名山、妙義山、浅間山、西上州、秩父の山々見え、景色が素晴らしい。隣の笹薮や、桑畑には狸や、雉の親子を時々見かけた。

 畑(借りている)から見た赤城山と物置小屋            畑(上部)から見た榛名山と浅間山の夕焼け
        


   その後、笹薮を少しずつ採って上部の平らな部分を開墾し畑とした。一方、周りの桑畑は養蚕に対する補助金が無くなったためか、10数年前にいっせいに切り倒されて畑となって行った。このため、狸や雉の居住環境が悪くなり、絶滅したのか最近は見られなくなった。それでも、村道の周り突き当りなどは笹薮が茂っていて、コジュケイ(鶉)の親子や沢山のヒヨドリを良く見かける。

   2011年の2月と3月に2度ほど畑で雉を見かけた。未だ、雉は生息しているようでなんだかほっとした。

   この畑の土は火山灰質(関東ローム層)で耕しやすく、植物に対する栄養分もあるようで畑として好条件で、大量の施肥が必要ない。しかし、酸性なので野菜によっては注意が要る。また、砂質で水はけが良いが乾きやすい。ここの畑、空き地、道際に種々の果樹、山菜、樹木を植えるとともに、上部を野菜用の畑と花畑(妻がやっている)とした。ここもすべて無農薬、有機肥料でやっている。

   右隣はやはり農地転用許可が降りた名目上は宅地だが、笹に覆われた荒地であった。この土地を東京に住んでいる妹が購入した。妹はたまに来て畑仕事をやるが、大部分は果樹と花畑になっている。実質的にはここは協同で使っている。また、道際には山菜、山野草を植えた。

  左隣は今でも笹薮の傾斜地である。一方、右上隣にあった桑の木が切られた後の一部は耕作放棄地となったので持ち主のAさんから借リて少し畑を増やした。さらに、高齢となられたAさんがここにある畑の耕作が出来なくなり耕作放棄地となったので、2〜3年前に借り増した。

  結局、Aさんから借りた畑は850平方メートル、自分の土地で畑にしている所が150平方メートル、果樹、樹木、花畑、物置小屋、山荘などにあわせて280平方メートル、妹の土地が300平方メートルとなった。
会わせるとかなり広い。手間も大変である。

  此処の畑の耕作には専用の耕運機を購入して使っている。


    小型耕運機                                畝つくりフィンを設置
       

2-1. 物置小屋
  
13,4年前にログハウスキット(4.5畳の大きさ)を購入し家族総出で建てた。ただし、土台と柱を立てる所は専門の方にお願いした。当初は休憩所として利用し2段ベッドまで設置した。しかし、トイレ、水道などは無く、夏暑く冬寒いのが欠点で、5年くらい前に別に山荘を作ったので、今は農機具、資材などの物置き場、作業場として使っている。作りがしっかりしており、時々防腐剤、ペンキを塗っているため、10年以上経ているが当分使用できる。


2−2. 山荘
  
 5年くらい前に知り合いの大工さんから、建てる予定であった住宅用に資材を用意したが突然キャンセルになり余ったので安くしますからお宅でそれを使って建てませんかと言われて、新里の菜園の一角にバス、トイレ、キッチン、エアコン、2段ベッド付きのワンルームの山荘(小屋)を建てて貰った。非常に使い心地が良く重宝しており、時々泊まりがけで作業をしている。
               山荘                          
              


2-3. 果樹、樹木、山菜など
    
借りている畑には樹木などは植えるわけには行かないが、自分の土地には好きなものを植えることが出来る。そこで、いろいろの果樹、樹木を植えてみた。
 果樹など: 桃、栗、柿、りんご、甘夏みかん、八朔みかん、金柑、ゆず、びわ、くるみ、梅、さくらんぼ、ブドウ、
        ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ポイセンベリー、あけび、ロシアンコーネリー
 樹木など:、月桂樹、シナモン、楠、もみじ、ドウダン、あじさい、椿、蝋梅など
 山菜など: 山椒、ふき、こごみ、みょうが、かたくり

       

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