放送大学群馬学習センター
放送大学はテレビなど放送を介して講義などの教育を行い、所定の単位を修得すれば大学卒の資格が得られる。単位の修得はレポート及び期末試験により行われる点一般の大学と同様である。入学は高卒の資格があれば誰でも入学できる開かれたオープンな大学である。学部のコースがメインだが大学院コースもある。英語名は”The Open University of Japan”となっている。
学生は仕事を持っている社会人、家庭の主婦、定年退職者など様々で、一般の大学が殆んど若い世代の学生からなっているのと大きな違いがある。皆さん、勉学意欲は高いが一人で自宅でやるので卒業単位をすべてクリアーするのは非常に大変である。
本部は千葉にあるが、各県にも学習センターがあリ学生の履修サポートを行っている。期末試験も学習センターで行われる。基本的にはテレビ放送(最近ではCDあるいは一部の授業でインターネット配信)により講義がなされている。普通の大学と同じく放送を通した講義を受けて、レポートを出し期末試験を受けて合格となれば単位取得となる。大学卒業に必要な所定単位をすべて取得すれば大学の学位(学士)の称号が授与され大学卒の資格が得られる。
専門の資格取得のための講義からカルチャーセンタにありそうな趣味、教養の講義まで幅広い講義科目が用意されており、テキストは専門のスタッフが作成していてテキスト教材、映像教材とも充実している。
平成21年度から群馬学習センターでそれらの対面式の授業をやる客員教授を2〜3年やらないかとのお誘いを受けた。社会人や自分と同年代あるいはそれ以上の年代の人を相手に講義をし共に学ぶのも良いかなとお引き受けした。
平成21年度はゼミ授業は前期の5月中旬から7月上旬まで週一回、後期は10月下旬から12月下旬まで週一回、それぞれ7回をやることにした。ゼミ授業は単位にならないので出席者は少ないが皆さん熱心で、講義が終わった後は必ず質問がある。
(平成22年度の面接授業)
平成22年度はゼミ授業の他、面接授業をやることになった。面接授業は社会人も出席しやすいように、12月4日(土)と5日(日)の2日間をフルに使って行った。講義を1日、実験を1日行うことにした。
(平成23年度の面接授業) (平成23年度のゼミ授業)
平成23年度は前年度に引き続き、ゼミ授業と面接授業を担当することになった。今年度が客員教員としては最終年度になる。
放送大学の講義、「在宅看護論」について
(平成24年度の面接授業)
平成24年度は12月8,9日の2日間をフルに使い一日目はDNAとたんぱく質、遺伝子組み換え作物などの講義。2日目は大豆あるいは大豆食品中の組換え遺伝子の検出実験を実施した。
平成23年度入学式:2011年4月2日
今年度前期の入学式が4月2日の1時半から群馬学習センターで行われ、客員教員として式に列席した。ほぼ部屋一杯の60人以上の学生が入学式に参加していた。20代から70代まで老若男女いろいろの人がおられた。卒業生の歓迎の挨拶、入学生の挨拶いずれも含蓄のある話で感銘深かった。こちらも大いに刺激を受け元気をもらった感じがする。
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