三境山(1088m)

   三境山は桐生市とみどり市の境界、桐生川と渡良瀬川の間の山域の尾根上にあるピークで1000mをわずかに超える。三境山の下を桐生市梅田とみどり市にある草木ダムを結ぶ山岳林道のトンネルが通じている。このトンネルのみどり市側から三境山には短時間で上がることが出来る。。

   この山には15年以上前にトンネルの脇から上がった事があるのみである。今回、桐生川上流域の紅葉見物も兼ねて久し振りに三境山山に登ってみることにした。天気も晴れで風も無く山行日和であった。

2013年11月16日(土) 晴れ

単独

三境林道トンネル出口(登山口)11:00-三境山(12:00〜13:00)-登山口(13:50)

   
   朝9時過ぎに自宅を車で出て途中のコンビニで昼食のパンとお茶を買った。桐生川ダムのふちをを通り、ふるさとセンター近くから道際の紅葉が色づき始めていた。ふるさとセンターに立ち寄り地元産の土産物を購入。上に行くに従い紅葉、黄葉が増してきたが最盛期の美しさにはやや早いようである。しかし、立派なカメラと大きな三脚を持ったアマチュアカメラマンが随所にいて渓流に映える紅葉の写真を取っていた。

梅田湖                          梅田ふるさとセンター                紅葉が始まりだした桐生川沿いの道
  

   道は舗装されているが、だんだん狭くなりすれ違いも出来ない個所が続く。三境山に続く林道の分岐点にあるやや広い駐車スペースに到着。10数台の車が止まっていた。多分根本山に行く人たちであろう。

紅葉が美しい                         渓谷沿いの紅葉                       根本山方面
  

   ここで左折して三境山に行く林道を進む。舗装されていて道幅も充分ある立派な道路が通じている。三境山の下を通るトンネルを過ぎて直ぐの三境山登山口に車を駐車。三境山、残馬山登山口の小さな標識があった。

三境林道                         登山口                           沢沿いの荒れた登山道
  

   準備して登山開始。登山道は沢筋を上がっているが三境山に登る人は少ないようで荒れておりはっきりしない。所々ついているピンクの標識を頼りに上がった。杉と、桧の林の中の急斜面を上がり切ると尾根筋に出た。小さな標識があり、左の南側を行けば残馬山、右の北側に行けば三境山。

尾根筋に上がった分岐点                  林間越しに三境山                    頂上間近の岩がごろごろした登山道
  

   尾根筋は歩き易くなった。初めは桧林、さらに葉が落ちたブナの林がメインで残念ながら紅葉はほとんど見られなかった。アップダウンを2回繰り返して、3回目の急な岩がごろごろしている急斜面を上がり切ると三境山の頂上に出た。歩き始めて約一時間の登り。

頂上のお堂                        三境山山頂                      林間の合間から雪に覆われた日光白根山
  

   頂上の周囲はブナ、つつじなど落葉樹の林で覆われていて見通しは余りよく無い。それでも葉が落ちた林間から前日光の山々、その後ろに雪を被った日光白根山、少しばかり雪が付いている男体山、右側には皇海山、袈裟丸山、赤城山が遠望できた。

  風は無く陽が差して暖かい。お湯を沸かしカップラーメンで昼食を取り長い休憩をとった。1時間近く休んだ後。元来た道を下り車の駐車地点まで戻った。往復2時間もかからない歩きだが、誰にも会うことなく静かな山歩きを楽しむことが出来た。

  帰りの車は草木ダムの側に下りてから2,3か所立ち寄ったが、3時前には自宅に着いた。