2015年の10月に地元桐生の根本山で道に迷った翌週に再び同じ登山道を辿った時、以前同じ個所で道に迷い検証に来ていた小林さんとお目にかかりいろいろ山談議をした。小林さんは私とほぼ同年代で、深田クラブの創始者で理事をされている。もちろん100名山などの有名な山を踏破されているが、むしろ静かで人が行かない山に精力的に行っておられる。
機会が有ったら山歩きに同行しましょうと話し,3年前の11月に秩父槍ヶ岳と秩父御岳山に一緒に登った。その後、新型コロナウイルスの蔓延なども有り同行する機会が無かったが,今回久しぶりに奥日光方面の山に同行する機会を得た。
お互い歳を取ってきたので無理は出来ない。当初の予定では初日は足慣らしで山王峠から山王帽子山を往復。
翌日は中禅寺湖畔の千手ヶ原から黒檜岳までの往復であったが、赤沼茶屋から千手が原に行くバスが新型コロナウイルスの緊急事態宣言で運行休止で取り止め。代わりに2日目は丸沼溫泉から四郎岳に上がることにした。
2021年9月28日(火) 曇り 無風
2人
標高差: 登り 350 m 下り 350 m
山王峠(1:50)―山王帽子山(15:00~15:15)―山王峠(16:15)
初日の山王峠から山王帽子山はゆっくり行っても往復3時間もかからない。小林さんの車に同乗し、足尾、日光経由で麓の山王峠まで行き、峠周辺で昼食をとりながら歓談した。
その後、2時前から登り始めた。始めは帽子のつばに当たるなだらかな斜面で歩きやすい。大きなダケカンバの樹林が続いて,笹藪の中の登山道を進んだ。
ダケカンバの樹林帯を行く シラビソの林の中の登山道 細い幹の針葉樹林が密に生えている
そのうち帽子の上の部分となり、だんだん急斜面となって来た。樹林もシラビソなどの針葉樹になってきた。細い樹林が密に混み合っており,これでは山スキーで上がってもスキーで滑り降りるのは難しい。
途中で上から降りてくる2人連れ、単独行者1人にお目にかかった。無理をしないでゆっくり歩いて1時間10分で頂上到着、ガイドブックでは1時間のコースタイムである。
山王帽子山 広い山頂に針葉樹 紅葉が始まっている
頂上は広いが樹林に覆われていて見晴らしが良くない。おまけに霧に覆われだした。しばらく頂上で休んだ後、ゆっくりと下っていった。
登山道を下る 大きな木の幹に熊の傷跡 登山口から山王帽子山を振り返る
1時間かかって山王峠に到着。後片付けをして、車で本日の宿がある丸沼温泉に向った。
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