薬師岳(赤城山 大沼北面外輪山)1528 m 

   1ヶ月ぶりの山歩き。歳を取ってきたので長い行程は難しい。おまけに新型コロナウイルスの蔓延で群馬県にも緊急事態宣言が発令された。そこで、近場の赤城山でこれまで行っていなかった赤城大沼北面の外輪山を歩いてみることにした。

   道路際の五輪峠から、陣笠山、薬師岳、出張山を経て出張峠から赤城大沼に出るルートで標高差はせいぜい200mで比較的なだらかな尾根筋の登山道で歩きやすい。

   所要時間も3時間程度で楽なコースである。赤城山で最も標高が高い黒檜山に上がる人は大勢いたようであったが、このルートの途中で会った人は日曜日にもかかわらず少なく、静かな山行を楽しむことが出来た。

 2021年9月12日(日) 曇り 弱風
   単独
   標高差: 登り 200 m 下り 200 m (ただし、途中のアップダウンの標高差を除く)

黒檜山登山口駐車場(8:00)-五輪峠(8:25)―陣笠山(8:45)-薬師岳(9:05~9:10)ー出張山(9:40~9:45)-出張峠(9:55~10:05)―赤城大沼沼尻(10:25)―駐車場11:00)

  自宅を朝6時15分に出て、赤城山の黒檜山登山口の駐車場に7時40分に到着。駐車場には既にかなりの車が停まっていた。山歩きの準備をして8時に出発。

  登山者のグループが結構大勢いいた。道路上を少し歩くと右側に黒檜山登山口の標識がある。登山者はこの登山口から黒檜山に上がっていった。赤城山東面に向う舗装道路を進むと五輪峠に出た。


舗装道路を進む                     右側に黒檜山登山口              五輪峠から左側の登山道を行く
   



  ここから左手の登山道に入った。大きなミズナラ、ブナ軒が混じった尾根筋の登山道を上がっていくと、足柄山の標識が出ているピークに出た。ここからなだらかな尾根筋を進んでいくと陣笠山に出た。途中で会う人も1人もいない。


下に赤城大沼、目の前に地蔵岳        ミズナラ、ブナ、白樺の中の登山道         陣笠山
  



  樹林帯が切れた尾根筋の眼下には赤城大沼、その向こうには地蔵岳、左側には駒ヶ岳から黒檜山が見渡せた。ミズナラ、ブナ、白樺、シラビソなどの木が混じった登山道を上がり切って薬師岳に到着。ここで反対方向から来た登山者 5,6人にお目にかかった。


尾根筋より見る赤城大沼               薬師岳                        なだらかな樹林帯の登山道
  


  さらになだらかな樹林帯の中の尾根筋を進んで出張山に到着。反対方向から来た登山者数名とすれ違った。出張山からの下りは短いが岩と木の根が混じった急斜面で歩きづらい。鎖とロープがかかっていたが、ストックを頼りに慎重に下った。急斜面を下ってなだらかな草原を進んで行くと、出張峠に出た。ここには数名の登山者グループが休んでいた。
 

尾根筋から見駒ヶ岳から黒檜山           出張山                         出張山から見る鈴ヶ岳
  


  前橋から来た単独行の方と赤城山周辺の登山ルートについて話をして情報をもらった。峠からは樹林帯の中の登山道を下り、舗装道路に出た。


出張峠                         峠から樹林帯の中を下る              樹林帯の向こうに鈴ヶ岳

  


  舗装道路を少し下ると赤城大沼沿いの沼尻に出た。後は大沼沿いの道路を歩いて出発地点の駐車所に戻るだけ。途中のキャンプサイトの案内板を見て、キャンプサイトを少し見学した。このキャンプサイトは現在新型コロナウイルスのために営業停止しているとのことでロープが張っていて誰もいなかった。


赤城大沼 沼尻に出る                湖面に移った黒檜山と駒ヶ岳           黒檜山は少し色づいている
  


  駐車場に戻ったのは11時。丁度3時間の行程であった。後は後片付けをして覚満淵と小沼周辺を少し歩いた後、昼食のカップラーメンを食べた。

  曲がりくねった赤城ー大胡線道路を下り、1時半前に新里の畑に到着。畑仕事をやる余裕があって良かった。
 

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