5月の乗鞍岳での山スキー行以来、3ヶ月ぶりの山行。首筋の痛みに腰痛などがあってとても山歩きには行けなかった。おまけに新型コロナウイルスの猛威がすさまじい。
腰痛などは感じなくなったので久しぶりに山歩きに行こうかと思ったが、近くの低山は猛暑で行く気が起こらない。そこで、比較的標高が高くて入山者が少ないが、楽なコースである奥日光の山に出かけることにした。
登山ガイドブック、「栃木県の山」に紹介されている、高山と半月山、社山を二日で行く予定を立てた。駄目ならいつでも引き返せば良い。
初日の6日は竜頭の滝の上から尾根筋を高山まで上がり、中禅寺湖まで下り、湖畔の遊歩道を歩いて出発移転の竜頭の滝まで戻る、
全行程に渡って、カラマツ、ミズナラ、ブナ、カエデ、ツツジの森林が続き、時々涼しい風が吹いてきて心地よい山歩きであった。ウィークデーのせいか、オリンピックのせいか、コロナウイルスのせいか、途中の山中では誰にも会わなかった。
中禅寺湖半の遊歩道もあった人は数名のみで静かな山行を楽しむことが出来た。
2021年8月6日(金) 晴れ 弱風
単独
標高差: 登り 380 m 下り 380 m (ただし、途中のアップダウンの標高差を除く)
竜頭の滝上駐車場(8:05)-高山(9:40~10:10)―熊窪(11:25)-千手が浜(11:45)ー千手が浜バス停(11:50~12:00)-千手が浜(12:05)―千手堂(12:30)―千手が浜(13:00)―熊窪(13:20~13:30)―赤岩(14:20)ー菖蒲が浜(14:40)―竜頭の滝(15:00)ー滝上駐車場15:20)
自宅を朝5時半に出て、国土122号線で足尾を経て日光に向かい、いろは坂を上がり中禅寺湖を経て竜頭の滝上駐車場に7時40分に到着。山歩きの準備をして8時過ぎに出発。
バス停から少し戻り橋を越えた右手が登山口。そのまま広い位置を進んでいくと大きな建物が建っており、先に行けそうも無い。少し戻ると鹿除けのネットがある。ドアを開けて登山道を進んだ。穏やかな登りで唐松林が続いて雰囲気が良い。急な登りでジグザグに上がると鞍部に出た。周囲は大きなブナの林となった。
カラマツ林の中のなだらかな登山道 高山 木の間越しに中禅寺湖の湖面が見える
ブナ林の中の雰囲気の良い尾根道を進んでいく。樹間から時々左手に中禅寺湖、右手に戦場ヶ原がみえた。1565m峰を越えて一旦下った。ミズナラ、ブナの森林の中を越えて最後の急登で高山山頂に達した。
山頂標識と3角点の標識が立っていた。全面が開けていて中禅寺湖がよく見える。ここで、周囲の景色を見ながら行動食を取り長い休憩。
山頂からは岩がゴロゴロしたやや急な下り、苦手な下りでストックを頼りにゆっくり下ると峠に出た、右は小田代原、右が中禅寺湖の標識が立っていた。
高山からの下り 峠に出た 中禅寺湖まで後わずか
右側の中禅寺湖方面に下っていくと湖畔の熊窪に到着。未だ時間は充分あるので千住が浜に向った。千住が浜では工事関係者が工事をしていた。せっかくなので千住が浜のバス停まで言ってみた。
熊窪 中禅寺湖 湖畔の遊歩道を行く
赤沼駐車から千手が浜までは自家用車は進入禁止でバスが運行されるようである。特に6月には千住が浜周辺ではクリン草の群落で開花するので大勢の観客が来るとのことであった。
千手が浜バス停 千手が浜にブナの大木 千手が浜から見る男体山
千住が浜からさらに湖畔の遊歩道を千手堂まで歩いた。途中で花を落として枯れかけたクリン荘の群落が見られた。千手堂のお堂を見てから引き返して
再び千手が浜に出た。
千手が浜から千手堂に至る道際のお堂 花が散ったクリン草の群落 新しい千手堂
後は湖畔の遊歩道を戻るだけである。熊窪、栃窪を経て赤岩に出た。中禅寺湖半の遊歩道はアップダウンが多く、意外と時間がかかる上に疲れた、途中で5,6名の人に出会った。
中禅寺湖の湖畔の遊歩道(結構アップダウンがある)
赤岩を過ぎて菖蒲が浜を経て国道に出た。竜頭の滝の駐車場から竜頭の滝沿いに階段をゆっくりゆっくり上がり滝上駐車場に到着。やはり、久しぶりの山行で疲れた。
車まで戻り。後片付けをして、本日泊まる中禅寺湖畔の宿に向った。
途中で見た花
ヒヨドリ花 コバイケイ草(花が落ちて実がなりかけ) オタカラコウ
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