東毛里山トレイル(八王子丘陵) 茶臼山から唐沢山まで 最高標高点 294 m 

   毎年、GWに帰省している息子と一緒に群馬の山に行っていたが、今年も一緒に行くことにしたが遠方に行くのは止めた。3日は強風が吹き荒れる気象情報で標高の高い山は止めて自宅から行ける茶臼山に行くことにした。

   茶臼山だけでは物足りないので足を延ばして唐沢山まで縦走し、さらに出来れば金山まで上がり大光院を経て東武線の太田駅まで行くことを考えた。帰りは東武線の電車で戻れば良い。

   茶臼山は日常の散歩で良く出かけているが、縦走して籾山峠まで行くのは久しぶりである。さらに籾山峠から菅塩峠を経て唐沢山まで足を延ばすのは今回初め手である。後半の大光院から金山までは以前行ったことがある。

   低山の里山歩きと思っていたが、距離が長いとやはり足腰に応えるし疲れた。そこで後半の金山は止めて唐沢山から下って東武線の治良門橋駅に向かい、電車で新桐生駅に戻った。

   このルートは「群馬の山歩き ベストガイド」に紹介されているが、桐生市から太田市に連なる群馬県東部の里山の縦走路は標高は300m以下だがアップダウンが多い。登山道周囲は楢などの雑木林で新緑に覆われていて雰囲気が良かった。最初の茶臼山、最後の唐沢山では何人かの人にお目にかかったが、途中で会った人は少なく静かな山歩きを楽しめた。。
   
 2021年5月3日(月) 晴れ 強風
   2人
   標高差: 登り 160 m 下り 230 m (ただし、途中のアップダウンの標高差を除く)

自宅(9:50)-茶臼山(10:25~10:35)―水道山往復(11:00~11:35)-籾山峠(12:00~12:20)ー登山道途中昼食休憩(12:55~13:10)-八王子山(13:20)―高尾山(13:35)―菅塩峠(13:55)―唐沢山分岐点(14:25)― 唐沢山(14:35~14:45)ー唐沢山分岐点(14:50)―北金井キャンプ場(15:10)ー東武線、治良門橋駅(16:05)

  遅い朝食を終えて朝9時50分に自宅を出た。遅い出発である。今回は自宅近くの里山とは言え長い歩きとなりそうなので、昼食のおにぎり、ペットボトルの水、オレンジなどを小型ザックに詰めて軽登山靴を履いてストックを持った。

  直接茶臼山に上がるために,広い登山道を上がらずに急斜面の尾根コースを辿った。このルートはあまり人が通らず,茶臼山に上がるまでにあった人は2人だけで会った。

尾根コースを行く                   新緑の中の登山道                 茶臼山の東屋



  35分かかってテレビや電話の中継アンテナが多数立っている茶臼山頂上の到着。頂上にはけっこう大勢の登山者が休んでいた。人がいないところでしばらく休憩。その後茶臼山を下り鞍部となる分岐点に達した。いつもはここから下り自宅に戻るのだが,今回はそのまま進む。


茶臼山から見る桐生市街地と赤城山      いつも通る分岐点                  戦国時代の山城当時の古井戸跡
   



  上がりきったところがベンチのある山頂だが休まずに東側の尾根筋を少し行くと,古井戸と山城があった八王子山に達する。ここは戦国時代に金山城の北の砦画あったとのことで標識が立てられていた。茶臼山ではけっこう大勢の人がいたのにこちらは殆どいない。


戦国時代に山城があった八王子山         古い庚申塚                    水道山から見る茶臼山
  



  稜線上を少し進むと左側に水道山,右側に少年自然の家に向かう分岐点が出てきた。少年自然の家に行くのでは無いので水道山の方に向かった。これが大金間違いであった。水道山方向に進んでいくと,右側の下部に桐生市葬祭場が見えてきた。道路上の籾山峠に下るはずであるからおかしい。地図とGPSをを見て確認し分岐点まで戻った。結局この間違いで35分ト体力を消耗した。

  戻ってから少し進むとベンチのある根本山山頂に達した。ここは標高275mで太田市最高地点の標識があった。ここからやや急な下りとなり道路上に出た。籾山峠である。


根本山の標識                     菅塩峠に向かう登山口              なだらかな登山道の周りは新緑
  


  ガイドブックでは峠から道路上100mほど下ると菅塩峠に向かう標識があると書かれている。桐生側に下ると採石場の入り口があるだけで菅塩峠への標識など無い。引き返して桐生側で無く藪塚側に下ると道路の反対側に菅塩峠方面に向かう立派な標識が立っていた。ここでも20分近いロス。

  菅塩峠に向かう稜線上のなだらかな登山道は新緑に覆われていて雰囲気が良い。しかし、ここを歩いている人は全くいない。急な木の階段を上がるのを避けてなだらかな脇道を進んだ。分岐点出でてそのまま進むべき所を上に向かい山頂に出た。登山道は分かりづらくなってきたが,急斜面を下ると先ほどの木の階段於下に出た。ここでもアク10分のロス。今度は木の階段を上がりなだらかな、尾根筋を進むと先ほどの分岐点に出た。

  しばらく行ったところで,1時近くなっていたので,昼食を取り15分の休憩。おにぎりを食べ水を飲みほっとしたところでほっとして稜線歩きを再開。なだらかなアップダウンが続く新緑に覆われた登山道は歩きやすい。


高尾山                           日向山                         菅塩峠
  


  高尾山で左側に進み日向山を通り下っていくと切り通しの菅塩峠に出た。峠には中学生らしい10名くらいのグループが休んでいた。また。菅塩方面から上がってきた数名がやって来た。

  峠からわずかな登りで高壷山。わずかな上下を繰り返して下山路に至る分岐点出でた。直進してなだらかな尾根筋を進むと東屋が見えてきた、本日最後のピークである唐沢山に到着。東屋には数名の登山者が休んでいた。


咲き残っていた山ツツジ               下山道に至る分岐点                 唐沢山の東屋
  



  ここのベンチに座り行動食を取りながら休憩をとった。休んでいる間に登山者はすべて下山し我々だけになった。疲れたし,時刻も2時半を過ぎていたので,金山を経て太田に行くのは止めて。分岐点から北家内キャンプ場を経由して冶良門橋駅まで行くことにした。


唐沢山山頂標識                   唐沢山からの下りの登山道             林道周辺には藤の花が満開
  


  林道を下り,北か無いキャンプ場を過ぎると長い舗装道路になった。舗装道路を1時間近く歩いて東武線の冶良門橋駅に到着。丁度,次の電車は10分も待たずに来て,電車で新桐生駅に戻った。

  案会も迷ったりして時間がかかり疲れたが、この里山のなだらかな両線沿いの登山道は雰囲気が良いのに人が少なく素晴らしいルートだった。

 GPSトラック