堂岩山  2051 m、 八間山 1934 m

    天候は曇り時々晴れという気象情報であった9月15日に野反湖から堂岩山、白砂山、八間山をめぐる山に行くことにした。一か月ぶりの山歩きで歳をとってきているので、走破出来るかどうかやや不安であった。時間と体調次第で白砂山に上がるのは止めれば良いと考えた。

    当日は残念ながら朝は雨が降っており上がるのを止めようかと思ったが、模様眺めをしている間に雨は小降りになり止みそうだったので、準備して上がった。最初は弱い霧雨であったが樹林帯で問題なく上がれた。しかし、稜線上はガスが立ち込めていて2,30m先は見えなかった。そこで、稜線上を白砂山に行くのは止めて、八間山を経て登山口に戻ることにした。

    2本のストックを使いゆっくり歩いたのに足腰に応えた。10年前に同じルートを辿り白砂山まで上がったが、その時と比べてかなりの時間がかかったうえに疲れた。山中誰にも会うことは無く、静かな初秋の山旅を無事に楽しめて幸いであった。

        2020年9月15日(火) 小雨 後曇り
   単独
 野反湖登山口(6:50)-堂岩山(9:50)ー八間山分岐点(9:55~10:15)-八間山(12:15~12:40)-車道出会い(14:00)-登山口(14:20)
   前日の夕方尻焼温泉の宿に泊まった。平日で宿泊客は少ない。しかし、目の前の河原にある広い露天風呂は無料で結構大勢の人が入っていた

   夕食にはいろいろの美味しい料理がついていて、料金はコロナウイルス対策のGo To Travel の補助で安くなるとのことで恐縮してしまった。

   朝5時前に起きて昨日途中のコンビニで買ったサンドイッチで簡単な朝食後、明るくなッタ5時半ごろに宿を出た。車で野反湖畔の登山口に6時頃に到着した。広い駐車場には1台の車が停まっており、人気が少ない。小雨が降っており、車中で模様眺めをしているうちに雨足が激しくなってきた。

   これでは今日は中止せざるを得ないなと思いながらしばらく待っていると雨が小降りになり空が明るくなってきた。これ以上悪くなることは無いだろうと、登山の準備をして登山口にある箱に登山届を出して、予定よりかなり遅れて出発。

   霧雨状態でやや寒いので、上だけ雨具を着た。樹林帯の中の登山道で霧雨はほとんど問題にならない。しばらく上がり下った所でハンノキ沢を渡る。雨でやや水が多い。初めはストックでバランスを取りながら岩伝いを進み、その先は木製の橋が架かっている。雨に濡れて滑りやすくなっているので慎重に渡った。

ハンノキ沢を渡る                   樹林帯の中の登山道を行く            堂岩山山頂標識
  


   樹林帯の急斜面を上がると地蔵峠に到着。秋山郷に向かう標識が立っていた。樹林帯と笹林の登山道を上がって行った。霧雨はほとんど無くなったが、上部のガスはとれず、見通しは全く効かない。

   尾根筋の登山道は適当にアップダウンがあり、傾斜もきつく無く歩きやすかった。急な登りを上がると水場の標識がある小さな広場に出た。この広場から急な登りをが続いた。霧雨も完全に上がり暑くなってきたので雨具を脱いでT-シャツ一枚となった。

  急な登りを終えると広い緩斜面となった先が堂岩山であった。山頂から急斜面をわずかに下り、辺り一面が笹原の平坦な所に出た。白砂山と八間山に向かう分岐点の標識が立っていた。

白砂山、八間山分岐点               白砂山方面はガスの中               八間山に向かう
  

   時刻は10時前。ここで行動食を取りながら長い休憩を取った。湿った風が寒くて雨具を着た。休み無しでゆっくり歩いたが疲れた。50m先はガスに覆われて何も見えない。晴れていれば白砂山に向かうのだが、ガスの中、稜線上の登山道を白砂山に行っても面白くない。八間山を経て下山することにした。

笹原の登山道を行く                 一見、ニッコウキスゲと見まがう黄葉      ナナカマドの実。もう山は秋
  


   笹原の中の緩い下りは歩きやすい。晴れていれば素晴らしい展望が続くはずだが、ガスで何も見えない。歩きやすい尾根筋の道を過ぎて樹林帯の下りとなった。アップダウンを繰り返しながら進んだが結構きつかった。、最後の一登りでキャンプ地に下る分岐点に出た。そこからわずかの登りで八間山の山頂に到着。ここで、休憩し昼食を取った。天候は回復してきて一部青空が見えてきた。野反湖を挟んで対岸の山々は雲が取れて見えてきた。


八間山山頂                      雲が取れて近くの山が見えだす     木の間越しに野反湖が見える
  

  八間山からの下りは少し戻ってキャンプ地方面に下った。樹林帯の中の登山道だが岩が出ていてる苦手の下りとなった。ストックを頼りにゆっくりと下った。そのうち、岩も無くなり傾斜も緩くなったが、足が痛くなってきた。林間に野反湖が垣間見えてきた。

  ようやく、車道に出て、しばらく歩いて湖畔の駐車場に戻った。駐車場には10台以上の車が停まっていたが、山に上がった人はいなかったようだ。
後片付けをして、途中で日帰り温泉で汗を流して帰途に就いた。

名残の花
キキョウ                       ウメバチソウ                    キリンソウ
  



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