尼ヶ禿山 1466 m

    毎年恒例となったお盆休みで帰省する息子と一緒のハイキング。以前は妻も一緒だったが、ここ数年は同行するのを止めている。今年は猛暑なので、暑いところを避けて標高が高いたんばら周辺から尼ヶ禿山に上がることにした。

    冬場にはたんばらスキー場が営業しており周辺の山スキーも何度か行っているが、夏場は10年以上前にたんばら湿原周辺やブナ林を歩いただけで今回が二回目である。

    たんばらスキー場にあるラベンダーパークには大勢の観光客が訪れていたようであるが、たんばら湿原から尼ヶ禿山に上るコースは人が少なく頂上でお目にかかった二人連れだけであった。

   ブナ林の中の登山道は殆ど陽が指すことは無く、傾斜もきつくなく歩きやすい。しかし、半日行程の山歩きで楽なはずであったが少し疲れた。やはり歳を取ってきたことを感ぜざるを得ない。

        2020年8月14日(金) 晴れ
   二人
 たんばらセンターハウス(10:30)-たんばら湿原-尼ヶ禿山(12:30~13:00)-たんばら湖-センターハウス(14:40)
   朝食後、車で自宅を出たのは8時40分。一時間半かかってたんばら湿原手前のセンターハウスに到着。10台ほどの車が停まっていた。山歩きの準備をして出発。

   舗装道路を少し歩いてたんばら湿原入り口から湿原に向かった。木道が続いていて歩きやすい、湿原を散策する人が何人かいた。もう時期が遅いせいか湿原には花は殆ど見られない。平らで広い湿原を通り抜けるとブナ林の中の登山道になった。この後、尼ヶ禿山まで誰もいなかった。


湿原入リ口から木道を行く              たんばら湿原                     湿原の向こうに尼ヶ禿山
    


   傾斜が緩く、陽が差さないブナ林の中の登山道は歩きやすい。ブナ平に向かう登山道は遠回りになるのでそのまま尼ヶ禿山方向に進んだ。登山道を上がって行くと、突然平らな所に出た。そこには立派な木造の建物二棟が建っており、東京大学国際セミナーハウスの看板があった。


ブナ林の中の登山道を行く
   


   尼ヶ禿山に向かう標識に従いブナ林の中を上がっていった。傾斜は緩くブナの大木が点在して降り歩きやすい。しばらく行くと傾斜はややきつくなり分岐点に出た。

   尾根筋になり見通しが良くなった。正面にたんばら湖がみえてきた。陽が差して暑い。わずかに上がると尼ヶ禿山の頂上であった。二人連れが休んでいた。


途中で巨大な送電線の鉄塔               尼ヶ禿山山頂                      山頂から見るたんばら湖
    


   頂上脇の木陰で休憩しコンビニで買ったおにぎりで昼食を取った。頂上からの見晴らしは良い。眼下にたんばら湖、その左上に上州武尊山の山塊。正面には日光白根山から皇海山に至る山塊は上部が雲に隠れている。その右側には赤城山がや針上部が雲に隠れている。西の方は浅間山がうっすらと見えている。

武尊山                           山頂部が雲に覆われた赤城山           下りのブナ林の中の登山道
    

   先行していた二人連れが下りていった。 30分の休憩の後、我々も基の道を下っていった。分岐点でたんばらダムの方向に進んだ。これからのブナの林の中の登山道は傾斜もきつくなく歩きやすいはずだが、足が少し痛くなってきて、アップダウンがある登山道をゆっくりと歩を進めた

   途中で迦葉山方向に向かう尾根筋の登山道から外れてたんばらダムの方向に下り、ようやく自動車道に出た。この後たんばら湖の北面の自動車道を歩いて湿原入り口に到着。さらに舗装道路を歩いてセンターハウスのある駐車場に戻った。


たんばら湖、後ろは武尊山                              初秋の風情のたんばら湖
  

   停まっている車は午前中より多かった。湿原を歩く人はかなり多そうであるが、尼ヶ禿山まで行く人は少ない。この後、後片付け、着替えをして帰途についた。

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