根本山、 熊鷹山 1199 m、1168 m 

   天候が良さそうな月曜日に、先週に続いて地元桐生の根本山に出かける。山の上は標高が1000mを超えているので、紅葉は終わり大部分は枯れているだろうが、木の葉が落ちている晩秋の山の風情も捨てがたい、登山口までの桐生川源流域は紅葉、黄葉が最盛期を迎えていた。

   根本山の登山口まで自宅から車で1時間もかからない。根本山への登山ルートは中尾根コースと根本沢コースがある。

   根本沢コースは江戸時代からの修験者の道で途中に古い遺跡,石碑、石像が沢山有り,ハシゴ、鎖場、ロープ、沢の渡渉やへつりがあり面白いのだが、やや危険で上級者向きである。

   一方、中尾根コースは一般向きで時間もかからない。これまでは,根本沢コースを辿ることが多かったが,歳を取ってきたので今回は安全策をとり中尾根コースで根本山に上がり、十二山、熊鷹山を辿る周回コースを取ることにした。

   5年前には沢入側から上がったときには,根本山の登山道の標識が整備されておらず、ガイド地図も間違っていて道迷いを犯してしまった。その前には遭難騒ぎもあった。

  今回行って見ると古い紛らわしい標識は撤去されており、すべて新らしく整備されていた。根本沢コースは上級者向きと書かれていた。登山道や標識の整備に携われた方達に感謝する。

   
 2020年11月16日(月) 晴れ
   単独
   標高差: 605 m
不死熊橋手前駐車場(7:50)-中尾根十字路(9:45)―根本山(10:03~1015)-十二山(10:55)
熊鷹山(11:20~11:35)―林道出会(12:25)―駐車場(13:35)
  朝6時過ぎに起床。簡単な朝食を取り7時前に自宅を出た。朝早いせいか不死熊橋手前の駐車スペースには車が一台も停まっていなかった。。

  山歩きの準備をして出発。不死熊橋にある登山案内の看板は新しくなっており良かった。もう一つの看板には根本沢コースの途中にある遺跡、石碑、石像の案内が出ていた。また、根本沢コースは上級者向きのコースと明記していた。

不死熊橋手前の駐車スペース           新しくなった登山案内の看板           根本沢コースの案内看板
  

 
  不死熊橋を渡り,ゲートの横を通って沢沿いの林道を進んだ。所々にある紅葉,黄葉が美しい。後から来た単独行登山者に追い越された。歩き始めでしんどくてペースが上がらず見る見るうちに差が付いて見えなくなった。しばらく行って標識に従い左折い林道から離れた。わずかに進むと、右手に中尾根コースの標識が出ている。標識に従い檜の植林した林の中の急斜面をジグザグに上がった。苦しいのでゆっくりゆっくりと上がったので時間がかかった。

沢沿いの林道は所々紅葉、紅葉が点在                                 林道から離れて中尾根を上がる
  


  やがて植林の林は終わり雑木林となった。左手には石の祠が立っていた。傾斜はやや緩くなり雑木林の尾根筋を進んだ。未だかまだかと思いいながら歩いている内に中尾根十字路に到着。


植林された林から雑木林になる           登山道の傍らに石の祠               黄葉
  


  そのまま上に進めば根本山に上がっていく。左側は根本沢に行く登山道だが、根本沢への標識が見えないように覆われていた。知らない人が間違って入り込まないようにしてあるのだろう。

紅葉が見事                                                 中尾根十字路の標識
  

 
  根本山への尾根筋の登山道の周囲は葉が落ちた林で雰囲気が良い。傾斜は緩くなり根本山山頂に到着。山頂の標識も新しく立派な物となっていた。葉が落ちた雑木林の木の間五指に赤城山や日光の山が見えた。誰もいない山頂で行動食を取りながらしばらく休憩した。


根本山に上がる尾根筋              新しくなった根本山山頂標識            十二山根本山神社の石の祠
  


  山頂より東側の尾根筋を下っていった。所々未だ残っている黄葉、黄葉が見られた。しばらくして先ほどの十字路からの登山道に合して,程なく十二山根本山神社に到着。やや広い境内には石碑や壊れたs小屋が散在していた。以前あった壊れかけて鳥居は無くなっていた。石碑を読むと明治時代にはこの神社に宮司が常住していたとのこと。

広い十二山根本山神社境内の跡           紅葉                         古い石の祠
  



  尾根筋のなだらか登山道を上がって十二山に到着。ここから氷室山方向への分岐点があるが、そのまま南方向の尾根筋を辿り、アップダウンを数回繰り返して熊鷹山に到着。展望やぐらが建っていた。

十二山                       葉が落ちた雑木林の中を熊鷹山を目指していく     熊鷹山山頂
  


  そこに上がり周囲の山々を眺めた。男体山、上部に雲がかかった日光白根山。先日登った袈裟丸山、赤城山などの展望を楽しんだ、


男体山                                        袈裟丸山から皇海山の山並み
  



  陽が差していて風も無く暖かい。ここでも行動食を取りながらゆっくり休憩した。休憩している間に単独行の登山者が上がってきた。

日光白根山は雲に覆われている           赤城山が遠くに見える                      下ってすぐに石の祠
  


  下りは西よりの急斜面の尾根筋を辿った。すぐに祠のある栃木側への分岐点に出た。標識に従いまっすぐに尾根筋を下ったが、苦手の急斜面でダブルストックを使ってゆっくり下りて林道に出た。

登山道に壊れかけた鳥居               分岐点の標識                    唐松の黄葉
  



  後は林道歩きだが、予想以上に時間がかかった。下るにつれて黄葉、紅葉が多くなってきた。不死熊橋を渡り駐車地点に戻った。

紅葉                            黄葉                          紅葉
  



  後片付けをして帰途に着いた。途中、紅葉が見頃になっている桐生川源流域や梅田のダム湖の湖畔に立ち寄って色づいたy黄葉、紅葉、山々を眺めた。

桐生川源流域の紅葉、紅葉
  


田川ダム湖(梅田湖)の湖面に移る秋景色
  


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