鳴神山 980 m 

   11月に入り寒くなって標高1000m以下の山でも黄葉、紅葉が始まってきた。そこで地元桐生の山、鳴神山に気象情報で晴との10日に行ってみた。ついでに途中で、床もみじで有名な宝徳寺を見学した。

   標高の高いところは紅葉が盛りとなっていたが、標高の低い所や宝徳寺は紅葉はまだ先で葉が色づき始めた所であった。

   鳴神山の登山口まで自宅から車で1時間もかからないし半日行程で行けるのが良い。おまけにカッコ草など珍しい花、亜高山植物が多い花の山である。
   
 2020年11月10日(火) 晴れ
   単独
   標高差: 550 m
駒形登山口(7:50)-赤柴-門田峠―鳴神山(9:50~10:10)-駒形登山口(11:25)

  朝6時過ぎに起床。簡単な朝食を取り7時に自宅を出た。五月には梅田側から上がったので、今回は川内側から上がることにした。駒形登山口に40分で着いた。登山口の駐車スペースに5台の車が停まっていた。どうにか、残り一台分の駐車スペースに車を停めることが出来た。

  山歩きの準備をして出発。前回の2年前はそのまま沢沿いの登山道を上がって頂上を踏み門田峠から赤芝側に下ったので、今回は逆回りで行くことにした。赤芝側は林道が続いているが、整備されていないので車で入るのは躊躇する。

  沢沿いの道は一部紅葉が始まっていた。林道の途中には20年以上前には釣り堀や食堂として営業していたが、今は廃墟となった建物が立っていた。途中で単独行の若者が下りてきた。朝6時に登山口を出て山頂を往復して来たとのことであった。1時間近く林道を歩いて赤芝登山口に到着。平坦な林道歩きに1時間かかったが、歩き始めはいつものように苦しい。


20年以上前には食堂だった廃墟         黄葉が始まった林道を行く            杉林の中の登山道
  


  登山道は杉林の中でやや平坦で歩きやすい。ようやく体が山歩きになれてきたところで、登山道の周囲は杉林から雑木林になり急になってきた。紅葉、黄葉の中を上がっていくと尾根筋の門田峠に達した。

黄葉                            紅葉                        門田峠
  



  広い稜線沿いを右側に取り、葉が落ちたミズなら林の中を進んだ。斜面は急になり周囲はヤシオツツジの群落となった。展望台で色づき始めた山々とそのの上に立つ赤城山を眺めた。さらに進んでヒメイワカガミの群落がある岩場に立ち寄った。ヒメイワカガミの葉は紫色に紅葉していた。


葉を落としたミズなら林の中を行く                        錦秋の山の向こうに赤城山
  


  最後の一登りで、双耳峰である鳴神山の一峰、仁田岳に到着。少し下って鞍部からロープが架かっている岩場を登り鳴神山山頂、桐生岳に到着。頂上はやや広くベンチがいくつか置いてあり。2人連れが休んでいた。


仁田岳                           桐生岳(鳴神山)               山頂から袈裟丸山と雲を被った皇海山
  

  風は冷たいが陽が差していて、それほど寒く感じない。ベンチに座り行動食を取りながらしばらく休憩。赤城山や、袈裟丸山は見えるが、北側に見えるはずの白根山など日光の山は雲に隠れて見えない。浅間山、東京スカイツリーなどは霞んでいる中でかろうじて見えた。

  休んだ後は樹林の中の急斜面の登山道を下り、鳴神神社のある方の広場に到着。オオカミが狛犬となっている像の横を通り過ぎて川内側に下っていった。初めは岩がゴロゴロしたやや急な登山道で苦手な下りで、周囲は紅葉、黄葉が点在している中をゆっくりと下った。途中からは杉林となり傾斜は緩くなってきた。最後は広い林道となり駒形登山口に戻った。


鳴神神社のオオカミの狛犬               登山道の周囲は紅葉、黄葉が点在
   


  後片付けをして帰途に着いた。

  途中、床もみじで有名な宝徳寺に立ち寄り見学。未だ、紅葉は色づき初めだったが。結構大勢の観光客がいた。

宝徳寺:
床もみじ
                                         先ほど登ってきた鳴神山
  


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