榛名富士 1391 m、 二ツ岳 1343 m 

   先週に続いての、山歩きで、黄葉、紅葉が盛りとなっている榛名湖周辺の山に行ってみることにした。気象情報で快晴との5日に行ったが、ウィークデーの真ん中にもかかわらず観光客が一杯であった。しかし、山中で出会った人は全部で10人程度で、紅葉を愛でながらの静かな山歩きを楽しむことが出来た。

   特に、二ツ岳手前のオンマ谷は短いが変化に富んだ景観が素晴らしかった。しかも歩きやすいのに人が少ない。この日、この谷筋で会った人はいなかった。
   
 2020年11月5日(木) 晴れ
   単独
   標高差: 600 m
榛名富士:
   榛名湖温泉駐車場(8:30)-榛名富士(9:25~9:40)-榛名ビジターセンター登山口(10:25)-榛名湖温泉駐車場(10:45) 
二ツ岳:
   オンマ谷駐車場(11:15)-森林公園分岐点(12:05)ー雌岳(12:45~13:00)-雄岳分岐点(13:20)―雄岳(13:30~13:45)―雄岳分岐点(14:00)~オンマ谷駐車場(14:30)

榛名富士
  朝5時過ぎに起床。簡単な朝食を取り6時半に自宅を出た。北関東自動車道を利用して前橋ICで高速道路を下りた。一般道を箕鄕まで行き、そこから県道126号線で榛名湖まで行ったが、予想以上に時間がかかった。紅葉が盛りの榛名湖畔沿いを進み榛名湖温泉の駐車場に車を停めた。

  山歩きの準備をして出発。歩き始めはいつものように苦しくなりゆっくりペースで進んだ。葉を落としたミズなら林の中の登山道は雰囲気が良い。誰もいない静かな山歩きとなった。すぐに登山道の傾斜がきつくなり、ジグザグに上がっていった。頂上近くで3人連れ、次いで女性の単独行者が下りてきた。


登山口                       中腹の木は葉が落ちている。中に名残の紅葉   頂上に新しいお社
  



  最後の一登りで極彩色の新しいお社のある頂上に到着。榛名湖を初め周囲の景色を眺めた。谷川岳など遠方の山々は雪を被っていた。


榛名富士から見る二ツ岳              榛名富士から見る日光白根山         眼下に市街地が広がる。手前は水沢山
  


  反対側からは次々と登山者、観光客が上がってきた。ロープウェーで簡単に上がることが出来る。しばらく頂上でゆっくりとした後下山を始めた。


9月に登った相馬山                展望台の紅葉                   鳥居をくぐって頂上に上がる
  


  ロープウェー乗り場の横から登山道を下っていった。登山道の周りは紅葉が進んでいて美しい。下からは家族連れを含めて10人近くが上がっていた。


ロープウェー山頂駅                 榛名湖とロープウェー              黄葉
  


 登山道の傾斜が緩くなって榛名湖を回る道路に出た。道路の周囲は紅葉真っ盛りで岳ある。目の前は榛名湖、その上には掃部ヶ岳。所々道路をショートカットして進み榛名湖温泉の駐車場に戻った。


榛名湖畔の道路周辺の紅葉             榛名湖。後ろは掃部ヶ岳             紅葉

  


 後片付けをして車で次の目的地、オンマ谷駐車場に向かった。


二ツ岳
  ヤセオネ峠の手前で右折し細い舗装道路を進んだ。こんな所で対向車が来たら困るなと思いながら車を進めたが、幸い一台も合わずにオンマ谷駐車場に到着。4,5台の駐車スペースがあったが、1台も停まっていなかった。駐車場周辺には休憩所、トイレ、大きな案内板が立っていた。

  準備をしてオンマ谷方向にすすんだ。、林の中の登山道周囲の雰囲気が良い。すぐに登山道の左側に風穴が出てきた。この穴から夏でも冷気が吹き出してくるとのことが書かれていた。この一帯が昔火山活動が盛んで溶岩が固まった穴が風穴となった。似たようでもっと規模が大きい風穴は富士山似もあるのを思い起こした。

オンマ谷駐車場                    カラ松林の中を行く                 風穴
  


  少し行くとマユミの木が群生している原に出た。マユミの葉はすべて落ちているが、上方を見るとピンクのマユミの実が青空に映えて美しい。木の中腹の枝にリスが止まっていて、木の実を食べるのに夢中で動かず逃げもしない。


唐松の黄葉                      リスが木の実を夢中で食べていた        マユミ林の中を行く
  


  紅葉の落ち葉を敷き詰めた所、溶岩がゴロゴロした所、木の橋が通っている所など登山道は短いが変化に富んでいて歩きやすい。右側の林の向こうは相馬山の絶壁となっている。登山道を進んでいくと、急な登りとなrった。


マユミの実が青空に映える            紅葉を敷き詰めた登山道を行く          溶岩が入り組んだ登山道を行く
  


  上がりきったところが森林公園へ行く分岐点で大きな案内板が立っていた。標識に従い左側に進んだ。紅葉、黄葉の林の中の登山道を進んでいくと休憩所が立っていた。その先から雌岳にあがる登山道が付いていた。


森林公園に向かう分岐点              雌岳に向かって進む                 登山道にキタテハ
  



  陽が当たっている登山道に蝶が羽を広げて止まっていた。シータテハかと思ったが、撮った写真をよく見ると平地でも普通に見られるキタテハであった。木々の急な階段を息を切らしながら上がりきって雌岳山頂に到着。単独行の人が休んでいたが下っていった。


雌岳山頂                        雌岳より見る水沢山と渋川市街          武尊山
  


  雌岳山頂で昼食を取り、周囲の山々の景色を見ながら休憩。赤城山、その向こうに日光白根山。その左に燧ヶ岳、武尊山、さらに、朝日岳、谷川岳、万太郎山、仙の倉山、平標山が一望できた。これらの山の多くはすでに雪を被っていた。眼下には渋川から前橋、高崎に至る町並みが遠望できる。西側の山々は残念ながら木に隠れて見えない。


渋川から前橋市街地。後ろは赤城山       雪を被った谷川岳                  平標山、仙の倉山。後ろに巻機山
  


  雌岳を下り登山道を進み雄岳分岐点に達した。標識に従い登山道を上がり雄岳山頂に達した。山頂すぐ手前にはテレビや放送の中継塔が立っていた。その横を上がると石の祠がある雄岳山頂であった。


雄岳山頂                      榛名富士、掃部ヶ岳。後ろにうっすらと浅間山    雄岳山頂にある祠
  


  雄岳山頂からも赤城山から谷川岳に至る山々の眺望を楽しんだ。また西側は浅間山、四阿山、八が岳などはうっすらと見えたが、北アルプスや富士山は雲に覆われて見えない。


山頂手前にテレビ塔                分岐点に戻る                     紅葉の中を行く
  



  分岐点まで戻り、標識に従い登山道を進みオンマ谷駐車場に戻った。後片付けをして伊香保の日帰り温泉え汗を流してから帰宅しようと車を走らせたが、伊香保温泉のかなり手前から渋滞が起こっていた。

  どうにか伊香保露天温泉に行ってみたが、残念ながら本日は定休日であった。しかし、周辺は紅葉が盛りで観光客で一杯であった。伊香保温泉周辺の道路は車の渋滞が激しく温泉に入って行く気も失せてそのまま帰宅に付いた

 GPSトラック(二ツ岳の途中から電池切れで消えている)