金山 236 m

    金山は太田市にある標高は低いが群馬100名山にも選ばれている里山である。400~500年前には頂上一帯に金山城が築かれていて、城を巡って攻防戦が繰り返されたが、今でもその遺構が残されている。また、頂上には新田神社が建てられている。

    頂上近くまで自動車道路が続いているので容易に行ける。25年くらい前に車で行った記憶があるのみで、それ以来一度も上がったことが無かった。

    今年は帰省している子供たちと一緒に家族全員で初詣に大光院に出掛けた。大勢の初詣客で賑わっていた大光院での初詣を終えた後、長男と一緒に大光院の裏手の尾根道を辿り、金山に上がることにした。

    2018年1月1(月) 晴れ
   2人
 大光院(1:40)-金山(2:45~3:20)-三枚橋駅(4:55)


    

   大光院からの雑木林の中の登山道は雰囲気が良い。あれほど賑わっていた大光院と異なり、人はほとんど見かけず静かなプチ山歩きが楽しめた。途中で会ったのは2,3グループだけであろうか。上に上がると雑木林の隙間から眼下に太田市の市街地、さらには広い関東平野が眺望できる。

    

    一時間ちょっと歩くと駐車場に出た。これから上は一般車は上がることが出来ない。結構沢山の車が駐車しており、結構大勢の人が上がり降りをしていた。

    

    頂上一帯はアップダウンがあるものの広い。石垣、土塁、池、物見台など金山城の遺構を見ながらゆっくりと歩いた。江戸時代には廃城になったとの事だが、予想以上に遺構が残っていることに感心した。

    

   見晴らしの良い休憩場で自販機のお茶を飲んで休憩。休んだ後、さらに少し上がり新田神社にお参りした。

    

    神社で群馬子供の国に下る登山道の降り口を聞いて下り始めた。短いが結構な急斜面を下っていくと、群馬こどもの国に行く道は土砂崩れで通行止めとの事、遠回りをして金山の森キャンプ場を経て東武線の駅に出ることにした。

    雑木林の中の尾根道の登山道を進んで行った。時々急な斜面もあるが歩き易い。小1時間歩いた所で、誰もいないひっそりとした金山の森キャンプ場に出た。そこから、舗装道路となる。
通りがかかった車に手を挙げて停まって貰い、東武線の駅に至る道筋を聞いた。三枚橋駅に至る道路の歩きは長かった。最後は5時近くになり、薄暗くなってきた。

    駅手前の踏切で桐生方面に行く電車が通り過ぎた。寒い駅構内で40分近く待って次の電車に乗ることが出来た。