池の平 (見晴岳) 2095 m

    昨日に続いて湯の丸山の反対側にある池の平湿原と周りの山稜の山歩き、昨日より楽なコースでのんびり歩ける。湿原の東南側にある放開口の周辺にはクロマメの木が群生していてそこに多数のミヤマモンキチョウが棲息しているとの事を湯の丸自然学習センターで伺い,写真を撮影することを期待した
   
2017年7月21日(金) 晴れ時々曇り
   単独
 池の平駐車場(10:40)-放開口(11:15~12:15)-三方が峰(12:45~13:00)―見晴岳
(13:30)―雲上の丘(13:55)-駐車場(14:25)
  

    旧鹿沢の宿で朝食後、ゆっくりと宿を出て地蔵峠に向かった。9時過ぎに駐車場に着き山歩きの準備をして、昨日行ったツツジ平でミヤマシロチョウやミヤマモンキチョウが見られるかも知れないと再び上がってみた。しかし、普通のモンキチョウが2,3見られただけであった。

   仕方が無いので、地蔵峠まで戻り車で池の平入口の駐車場に向かった。駐車場からあまり人が行かない東側歩道を進んだ。樹林帯の中の遊歩道は雰囲気が良い。湿った所、動物のフンでは多数のクロヒカゲが止まっていて、近づくと一斉に飛び立つのが印象的であった。

   樹林帯を過ぎると池の平湿原となり、放開口の標識が出ていた。遊歩道周辺にはクロマメノ木の群落があり、多数のミヤマモンキチョウが飛んでいた。蝶の大きさ、色、飛び方をよく見ると、ここでも平地で見られるモンキチョウとミヤマモンキチョウが混棲しているようであった。


  池の平湿原、遊歩道を歩く                                   雲上の丘から池の平湿原に下る斜面
     


   ミヤマモンキチョウを撮影するためにカメラを構えている人が3人ほどいた。この方たちは本格的に蝶の写真を撮られている方で、蝶の写真に付いて少し話を伺った。珍しい蝶が棲息している場所を聞いても教えてくれない。キノコや山菜のある場所を教えたがらいのと同じであろうか?

   ここでも、ミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウは採集禁止だが、それ以外は採集禁止になっていない。採集禁止となっていない珍しい蝶が棲息している所で多数採集している人がいる、あるい珍しい蝶が高値で売り買いされ、オークションまである話を聞き驚いてしまった。60年前の昆虫少年で最近の事情に疎い者にとってはあきれるばかりであった。

   自分もシャッターチャンスを狙って止まったり、飛んでくるくるミヤマモンキチョウの撮影を1時間近く続けた。ピントはややボケているもののそれなりの写真が取れた。昼食時になったので蝶撮影は止めて少し行った先のベンチで休んで昼食を取った。目の前の池の平湿原には大勢のハイカーが散策していた。

   目の前の雲上の丘から湿原への斜面は一部疎林帯になっており、を半年前にスキーで滑り降りたことを思い起こした。


見晴岳                                               雲上の丘から池の平湿原を見る
    

   昼食後、三方が峰に上がった。大勢の小学生の団体山行のグループが下りてきた。三方が峰ではコマクサが咲いているのが見られたが、枯れたものが多かった。陽が射して暑い。

   その後、見晴岳、雲上の丘、雷の丘、村界の丘を経て駐車場に戻った。途中で大勢のハイカーに出合った。暑い日であったが、適当にアップダウンがあり、リハビリを兼ねた山歩きには丁度良かった。

 池の平で見た蝶
ミヤマモンキチョウ(オス)                   ミヤマモンキチョウ(オスとメス)                 ミヤマモンキチョウとモンキチョウ            
    


動物のフンに群がるクロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ   ウラギンヒョウモン(?)                   コヒョウモン(?)
     


池の平で見た花
コマクサ                              キバナシャクナゲ                       ハクサンフウロ
    

 
GPS トラック(途中で電池切れでほとんど記録が無い)