釜無山 2117 m

    今回の山行の主目的は茅ヶ岳と釜無山である。釜無山は入笠山の南隣にある山で標高2000mを越える。入笠山は簡単に上がれて大勢の人でにぎあう、が釜無山は人が少ない。大阿原湿原から標高差が少なく簡単に行けるかと思ったが、登山道は整備されておらず朝露に濡れた笹が膝から胸付近まで覆われていて以外と大変だった。その代り誰にも会わない静かな山歩きを楽しむことが出来た。

   
2016年8月7(土) 晴れ
   単独
 大阿原湿原(5:00)-釜無山(7:10~7:30)-大阿原湿原(9:20)

  

    朝5時前に起きて朝食を取らず準備して5時出発。周囲は朝もやに包まれていた。舗装された林道を進んだ。途中には何箇所も林道の派生道があり、朝早くから作業の準備をしていた。

    40分ほど林道を歩いたところで釜無山登山口の標識がある地点に出た。ここから先の林道はゲートが閉ざされていた。そこから標識に従い登山道を進んだが、整備されておらず熊笹に覆われている。熊笹は朝露でびっしょり濡れておりズボンが直ぐに水にぬれて気持ちが悪い。どうにか登山道と判別できるが分かりずらい。所々ピンクや青のテープが付いていて助かる。

舗装された林道を行く                   林道から外れて釜無山方面               熊笹に覆われた登山道
    

    15分ほど進んだところで、下に向かってピンクのテープが並んでいた。このピンクのテープに沿って下ると林道に出てしまった。地図を見ると林道から上がっている登山道であった。もう一度降りた所を登り返した。良く見ると先ほど下りた地点からそのまま先に行くのが釜無山への登山道であった。結局20分の無駄な下りと登りをやったことになる。

途中から林道に下ってしまい、また上がった      樹林の中から朝陽がさして来た            登山道がよく分からない
    

    緩斜面だが、朝露でびっしょり濡れた熊笹に覆われた登山道を進んだ。熊笹は膝から胸まであり、シャツ、ズボンから登山靴、靴下までびっしょり濡れて気持ちが悪い。登山道は分かりづらかったが、所々、ピンクや青のテープが気にかけられていて迷うことは無い。上に行くにつれて熊笹の背丈は低くなってきた。シラビソの林の中の登山道を進むとを進んで行くと釜無山頂上の標識がある山頂に達した。 

向うのなだらかな山が釜無山             釜無山山頂                          山頂の片側は開けていた
    

    上空は青空となり、陽がさして来た。靴を脱いで中の水を流し出し、濡れた靴下を絞ると大量の水が出て来た。南アルプス方面は樹林帯で見えないが、反対側の片面は開けていて八ヶ岳が見えるはずだが、雲が架かっていて見えない

    20分ほど休憩して雲の取れるのを待ったが雲は取れそうにないので、引き返した。登りに取った熊笹の間の登山道を辿って途中から登りで迷った林道方向に降りた。

    後は林道をのんびりと下るだけである。途中で数名の作業員が木材の切り出しの準備をしていた。林道から外れて程久保山を経由してから林道に戻り大阿原湿原の駐車上に戻った。

    車で入笠ふれあいセンターまで下り日帰り温泉に入った後、帰途に付いた。

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