赤城山(黒檜山) 1827m

    赤城山は自宅から近いのでたびたび訪れる山である。大沼には車で一時間ちょっとで上がれ、大沼から地蔵岳、黒檜山など周囲の山々には1~1.5時間で上がることが出来るので、これまで何回か上がっていた。しかし、東面の花見が原森林公園からは上がったことが無かったので、好天が期待された秋分の日の23日にこのルートを辿ってみた。

2014年9月23(水) 快晴無風
   単独
  花見が原森林公園(10:00)-黒檜山(12:00~12:50)-花見が原森林公園(14:45)
  登高高度:650m 下降高度:650m 
   朝8時半に自宅を出て、車で赤城東面道路を進み10時前には花見が原森林公園に到着。駐車場には車2台が止まっていたが全く人気が無い。準備をしてキャンプ場やバンガローがある林間の平坦な遊歩道を進んだ。バンガローを修理している車と人がいた。
   しばらく林間のなだらかな遊歩道を進むと、下ってくる2人連れの登山者に出会った。朝6時に出発して頂上を往復して来たとのことであった。檜、ミズナラ、白樺などの林の間の登山道は雰囲気が良い。黒檜山方面の標識に従い登山道を進んだ。林間歩道の標識を過ぎて登山道の勾配はだんだんきつくなってきたが歩き易い。500mごとに標識が付いていて、林間の登山道は整備されているが歩いている人はいない。

早くもナナカマドが紅葉                     黄葉を始めた白樺                    林間の登山道
  

   途中岩がごろごろしている沢筋の登山道を上がるとまた平坦な林間の道となった。早くも紅葉が始まったナナカマドが一本見えた。さらに急な尾根筋を上がると再び平坦な登山道となった。下ってくる2人連れに出会った。結局このルートで本日であった登山者は全部で4人。
   周囲はツツジの木に覆われていてつつじヶ原の標識が立っていた。5~6月の花の時期はさぞきれいな事だろう。最後の一登りで稜線上に出た。大沼方面から上がって来た人が一杯であった。稜線上をわずかに進むと鳥居と御黒檜大神の碑がある大きな石が立っている小ピークに出た。大勢の人が休んでいた。下から丁度2時間、ゆっくりだが良いペースで上がって来た。ここで、昼食の大休憩を取った。陽が差していて風も無く暖かい。

頂上近くの鳥居                      御黒檜大神の石碑                      黒檜山山頂
  

  昼食後、さらに稜線沿いを進むと黒檜山の標識がある広い山頂に出た。更にわずかに進むと周囲の眺望が良いポイントに出て道は行き止まりとなった。ここにも大勢の登山者が休んでいた。周囲はナナカマドの紅葉が進んでおり、その先北側に谷川岳、武尊山、至仏山、燧ヶ岳、皇海山、日光の山々が遠望された。西側は大沼と地蔵岳、鈴ヶ岳。のんびりと周囲を眺めながら長い休憩を取った。
ナナカマドの後ろは武尊山                 大沼、右は鈴ヶ岳                    山頂付近の紅葉     
  

  結局頂上付近に50分もいたことになる。下りは元来た林間の登山道をのんびり下った。最後の林間歩道を下りすぎて戻ったりしたので駐車場に着いたのは2時45分。駐車場に止まっていたのは自分の車だけであった。頂上付近では大勢の登山者で一杯であったが、このルートの下りでは誰にも会わず静かな山旅であった。

 
この日見た花    リンドウ               ワレモコウ
     
  

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