子持山 (1296m)
     快晴の18日、午前中の迦葉山往復を終えて、午後には子持山に登った。子持山は群馬県の中部にあり、中腹のかなり上まで林道が通じており歩く距離は比較的短い。しかし、短いが急登が続いており、岩場の急登はやや緊張を強いられた。標高の低い割には周囲に高い山が無いため見晴は良かった。
2013年9月18(水) 快晴
   単独
  林道7号橋駐車場(13:10)-1002m電波反射板(14:10)−獅子岩(14:25)−子持山(15:15〜15:25)−獅子岩分岐点(16:15)-駐車場(17:05)
    舗装されているが、先日の台風で落ちた小枝が散乱している狭い林道を慎重に車を走らせて行った。5号橋を過ぎた所で対向車が下りてきたのでバックしてやり過ごした。下山した登山者の車であった。6号橋の駐車場に車を止めて準備して歩き出したのは一時過ぎ。
   明るい間に車に戻れば良いだろう。林道を歩いて7号橋の所で登山届を出して木で作られた登山道を上がり太鼓橋を渡ると屏風岩。役行者の石像が立っていた。ここも昔修験者が修業した所であろう。

7号橋の登山口                       屏風岩                        役行者の石像      
  

   一般登山道と言う標識があり沢沿いに続いている。しかし、沢沿いの登山道が先日の台風で荒らされたせいかはっきりしなかった。所々についているピンクの標識を確認すれば間違えることは無かったが、右手の尾根筋に上がってしまった。
    急登であるが人が通った跡がうっすらと見えた。しかし、上に上がると踏み後は消えてしまった。どうやら登山道を間違えたようであった。しかし、このまま上に上がれば尾根筋に出ることは可能だし傾斜も緩くなり歩き易かったのでそのまま進んだ。上がり切ると6号橋から上がってくる尾根筋の登山道に合した。
    わずかな歩きで電波反射台のある1002m峰に出た。更にしばらく行くと傾斜も急になり、細い尾根筋の岩の間の登山道を通り過ぎると獅子岩に出た。まっすぐ行くと獅子岩に上がるがここで時間をかけると遅くなるので獅子岩に上がらず右側の巻道を取った。獅子岩の肩からの尾根道は始めは歩き易かった。次第に岩交じりの急登の登山道となった。

電波反射板                        獅子岩                          登山道の目の前にカモシカ
  

    柳木が峰を過ぎた所でカモシカに遭遇。目の前の登山道に立ってこちらを見てじっとして動かない。4,5m迄近づいて写真を撮ってもなお動かない。怪我でもしているのかと思ったがカモシカも角があるので襲われたら怪我をするかも知れない。2本のストックを前に出して2本を打ってカチャカチャ音を出したらやっと右手の谷筋に降りて行った。山でカモシカに遭遇したのは何回もあるがこんな近距離で見たのは始めてであった。
   2,3回アップダウンを繰り返して太いロープが付いている岩場を上がり切って少し行くと子持山の頂上に到着。頂上からの見晴は良く東側は赤城山から武尊山、さらには足尾、奥日光の山が遠望できた。一方西側には榛名山、妙義山、浅間山、西上州の山々の眺望。

山頂直でロープ                     子持山山頂                       山頂から見る赤城山          
  

山頂から見る西上州の山々              山頂から見る武尊山                 獅子岩
  

   頂上で少し休んで行動食を取った。急な岩場の下りが続くので膝サポーターを装着して下った。やはり膝が痛くなるがダブルストックと膝サポーターのお蔭で何とかなる。獅子岩をすぎた所で谷筋の6号橋に至る急な下りを取った。岩がごろごろしていて膝にこたえる。ピンクの標識が次々と出ているが登山道は荒れている。
   下るにつれ沢筋では水が流れてきた。先日の台風で沢筋の登山道は荒れたようで岩の間を適当に下った。登りで通った屏風岩に到着した。後は歩き易い登山道と林道を歩いて6号橋の駐車場に戻り帰途に付いた。
   子持山は標高が低い割に眺望が良く、また、距離は短いが急であった。暗くなる前の5時過ぎに下りることが出来た。しかし、2,3日で回復するであろうが膝の傷みと筋肉痛が残ってしまった。やはり、低山で距離は短いとはいえ急登で、1日に2つの山を登ったのは無理だったかも知れない。

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