備前楯山 (1272m)
家族3人で

    
毎年5月の連休中に帰省する息子と妻と3人で自宅近くの山にハイキングに出かけるのが恒例となっている。今年は足尾の山で備前楯山に行って見ることにした。今回が始めての山である。
     途中の舟山峠まで車で行けて駐車場から頂上まで標高差250m位、ゆっくり歩いても一時間程度である。5月の時期にはヤシオツツジが咲いてきれいである。
     備前楯山は江戸時代に備前(岡山県)の人が銅の鉱床を見つけたため名づけられたとのことである。この山の地下には銅鉱床があり、足尾銅山の有力な鉱脈で最盛期には多くの鉱山労働者が銅の鉱石を採掘し製錬していたが、50年くらい前には廃鉱となった。今は当時の名残がわずかに見えるのみである。
2013年5月4(土) 晴れ
  舟山峠駐車場(11:35)-備前楯山(12:25-12:35)−駐車場(13:15)
    自宅をゆっくり出て車で一時間半かかり足尾の舟山峠の駐車場に到着。駐車場には5,6台の車が止まっていた。用意して出発。最初のやや急な登山道を上がり切ると、やや平坦な尾根道となった。周囲の未だ葉を落としているカラ松林が美しい。のんびり進んで行くと再びやや急となった。
      カラマツ林の中を行く                           正面が備前楯山
           

     上がり切った所で、妻はこの辺で止めてゆっくりと下ると引き返した。全行程の半分くらいだろうか。後は息子とややペースを速めて上がって行った。今年はヤシオツツジの開花がやや遅れているようで、日当たりの良い尾根道でちらほらと咲き出していた。つつじが満開の時はさぞきれいであろう。
                  咲き出したヤシオツツジ
            

ヤシオツツジが所々咲いている登山道を上がり切ると頂上であった。中高年のグループ、家族連れなど10人以上の人が頂上近くで休んでいた。後からも登ってくる人がいた。
 頂上                          頂上から見る男体山                 はげ山となっている足尾の山
    
   しばらく休んで周囲の景色を楽しんだ。男体山、皇海山が遠望できる。眼下には足尾銅山の跡のはげ山が銅精錬の過程で引き起こした公害が今でも残っていることを教えてくれる。
その後、40分で駐車場まで下り、昼食を取った。途中銀山平で温泉に浸かり帰途に就いた。


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