秋葉山 (886m)

 秋葉神社

     大無間山を下山してから次の目的の山、黒法師岳の登山口を目指した。黒法師岳は寸又峡から前黒法師岳を経て上がるルートがあるが、日帰りでは難しい。そこで、日帰りが簡単にできる戸中山林道から登ることにして、大井川沿いの井川から天竜川沿いの水窪まで山道を車を走らせた。ところが、水窪ダムの先で道路が完全に崩壊しており、復旧の工事車両が入っていて林道は完全に通行不能で黒法師岳の登山口まで行けない。

      そこで、黒法師岳の代わりに比較的近くにあり、簡単に上れる山で一度は行ってみたいと思っていた山、秋葉山に行くことにした。水窪ダムから南下して秋葉山の麓の春野町に行き旅館に宿泊。

      秋葉山は秋葉神社のある山で、頂上にある神社(上社)の近くまで道路が通じており車で行ける。 しかし、麓の神社(下社)から昔からの参道が通じている。
このような参道はほとんど上がる人がいないが風情がある所が多い。

      
2013年10月31(木) 晴
   単独
  登山口(8:15)-秋葉山(秋葉神社上社)(10:10~10:40)-登山口(12:10)
  登高高度:780m 下降高度:780m
    旅館で朝食後、秋葉山登山口にある駐車所に車を駐車。準備をして軽いザックで出発。道路から少し行くと表参道になる。杉木立の参道は整備されていて歩き易く風情がある。熊野古道もそうだったが、信仰の山は何処も大きな杉木立の参道が続いている。しかし、誰もいない。現在は車道が通じていれば皆そちらから行くくのだろう。

表参道入口                        杉木立の参道                     古い石像
  

    表参道をゆっくり上がって行った。所々ある古びて壊れかかったお堂、石像、石碑があるのを眺めながら高度を上げて行った。一時間半近く上がった所で立派なお堂が出てきた。秋葉寺と言うお寺。ここも神仏習合の名残がある。そこから、しばらく上がった所で門を通過してみるとびっくりした。山の上に非常に広い平坦な場所があり、壮大な秋葉神社の建物群が立っていた。大勢のお参りの人がいたが車で上がって来たようであった。

秋葉寺                          秋葉神社入り口の山門               秋葉神社本殿
  

    今は機械、車があるからこんな山の上に立派な神社を立てることはそれほど大変で無いかも知れないが、昔は人力で重い資材を担ぎあげて作ったのであろう。信仰の力に感嘆する。

秋葉神社境内                    金色の大鳥居                   神社入り口の山門
  

    展望台からは天竜川、遠州灘、や近くの山々が見渡せた。神社にお詣りしておみくじを買うと大吉で良いことばかりが書かれていた。しばらく広い神社周辺を散策してから下山に付いた。下りも途中で会った人は登山姿の2人のみ。ゆっくり下って昼ごろに登山口に到着。

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