浅間隠山 (1757m)
単独
    
浅間隠山は浅間山の東側にある山列の最高峰で前橋市や高崎市方向から良く見え、浅間山がその後方で隠れえてしまうので浅間隠山と言われている。日本200名山(深田クラブ選定)にも入っている。南側の二度上峠から上がるのが一般的で距離が短い。冬場に二度上峠から途中まで上がったことがあるが、これまで頂上まで行ったことが無かった。今回、浅間隠温泉のある北側から登ってみた。

      前日、高崎市倉渕にある滞在型市民農園を訪れて見学しその実状をその利用者や管理者からいろいろ伺った後、車で移動し浅間隠温泉郷にある渓流沿いの旅館に宿泊。

2012年8月28(金) 薄曇り、時々晴れ
登山口(6:20)-最後の水場(6:50)-シャクナゲ尾根(7:30)-浅間隠山(8:20-8:30)-最後の水場(9:45-10:10)-
登山口(10:30)
   朝5時過ぎに起床、朝食抜きで旅館を出て車で登山口に向かった。途中ゲートがある。さらにその先のダートロードの林道を上がり案内板がある登山口に到着。比較的広い駐車スペースがある。それ程有名な山では無いし、平日なので登山者は自分以外誰もいない。準備して歩き出した。登山道は整備されており歩き易い。何度か沢を通過して最後の水場に到着。ここから上はぶなの林が続く尾根道となり、やや急になった。尾根上部に上がるとシャクナゲが出てきて、シャクナゲ尾根と言う標識が立っていた。左手には浅間隠山の山頂が木の間越しに見えた。シャクナゲのトンネルを歩いて上に上がった。シャクナゲの花の時期はきれいで             シャクナゲ尾根から頂上を仰ぐ              ブナ林の中の登山道
             

あろう。この尾根を上がり切ると、浅間隠山から続く主尾根に達した。ここから緩い登り、次いでやや急な登りを上がり切ると浅間隠山の頂上に達した。頂上は晴れていて近くはよく見えるが、遠くの山々は雲に隠れて見えない。雲の合間から浅間山が遠望できただけであった。朝早く出たのに気温が高く蒸し暑い。しばらく雲が切れるのを待ったが、晴れそうに無い。行動食を取り、引き返すことにした。
                      浅間隠山山頂
                     
  登山道は岩が殆んど出ておらず比較的柔らかい土で、いつもは苦手となる下りも膝が痛くならず歩き易い。おまけにぶなの林に覆われていて日差しを遮ってくれる。尾根通しを休む事無く下って沢沿いに出た。未だ時間が早いのでここで大休止として、沢の水で湯を沸かし持ってきたカップラーメンを食べた。ゆっくり休んだ後、最初は少し分かりづらい沢沿いを下り、沢を渡って反対側の尾根を上がり登山道を下り元の登山口に戻った。汗で濡れた服と靴を着替えて車で狭い林道を下った。
   結局、登山者に一人も会う事無く静かな山行であった。