森吉山 (1454m)
単独
    
森吉山は秋田県中央部にある山で秋田駒ヶ岳から北西方向にひときわ高く見えた。標高は1500mに満たないが、良い山のようで200名山にも入っている。今まで一度も行ったこと無かったので上がってみることにしたが、あいにく天気予報は雨。角館から北上して阿仁の道の駅に立ち寄った。暗くなった6時半過ぎで誰もいなかったが、阿仁スキー場のゴンドラが運行しているポスターを見た。 とりあえず、阿仁スキー場の駐車場まで行き片隅で車中泊。星が出ていた。
2012年10月11(木) 曇り時々小雨
  阿仁ブナ帯(7:30)-避難小屋(9:00)-森吉山(9:35-9:45)-避難小屋(10:20-10:30)−森吉神社(10:45-10:55)−阿仁ブナ帯(12:10)
   5時前に目が覚めたが小雨が降ってきた。しばらくすると雨はさらに強くなってきた。とりあえず朝食を取って模様眺めをしていると小雨になって来たので、車で阿仁ブナ帯まで上がった。時折雨が強くなってきたので、しばらく様子を見ていたが小雨になってきた。天気はこれ以上悪くなりそうも無かったので出かけることにして上下の雨具を来て歩き出した。厚い雲に覆われているが雨は時々パラパラ降るだけになった。誰もいない静かなブナ林の中の登山道を上がって行った。暑くなってきたので上の雨具を脱いだ。雨は殆んど上がった。一時間近く上がるとスキー場のゴンドラが動き出す音が聞こえてきた。

  ぶな林を過ぎて潅木帯、草原に達し、森吉山に進む登山道と森吉神社を経て一の腰に下る分岐点に出た。ここから緩やかな稜線上の登山道を森吉山に向かった。木道が整備されていて歩き易い。雲と霧がかかり遠方の眺望は全く効かない。緩やかな尾根筋は所々湿原が広がり雰囲気は良い。のんびり歩いて避難小屋に達した。さらに進んでいくと登山者のグループが頂上から降りてくるのに出会った。そこから少しの登りで森吉山の頂上に達した。晴れていれば見晴らしは良いだろうが霧で見えない。しばらく頂上に留まり行動食を取ったが、これ以上晴れそうも無いので諦めて下ることにした。しばらく下るとパトロールの人に出会った。始発のゴンドラで上がり、頂上までの様子を見に来たとの事であった。

            山頂に向かう稜線上の登山道                霧で霞んでいる森吉山山頂
                   

   避難小屋に戻ると先ほど出会ったグループが休んでいた。彼らも阿仁ブナ帯に向かうとの事で出発して行った。避難小屋は非常にきれいで使いやすそうである。しばらく休憩した後のんびりと下った。雨は降ってこないが霧で遠くの見通しは効かない。なだらかな尾根筋の草原、湿原をしばらく行くと分岐点に達した。パトロールの人に森吉神社は良い所で分岐点からわずかで行けるので立ち寄ってみてください。と勧められたのでそちらに向かった。森吉神社は山中にしては立派な社殿でその後ろには御神体の奇岩が立っていた。ここにはもう一人のパトロールの人がいたので少し話をした。神社に詣でてからその横に立っている避難小屋を覗いた。ここも避難小屋というには立派な建物できれいであった。

            森吉神社の鳥居と立派な避難小屋              森吉神社ののご神体の奇岩
                 

  後は登りに通った登山道をのんびりと下るのみである。上がってくる数人の登山者に出会った。ゴンドラを利用して上がって来たようである。ゴンドラ山頂駅を過ぎて、ぶなの林の登山道を下りブナ帯の駐車地点までまで戻ると、先ほどのグループがバスで帰る所であった。それまで殆んど降らなかった雨が降り始めやや強くなってきた。 山歩き中は濡れずに行けたのは幸いであった。 
  森吉山は標高はそれ程高くないが良い山であった。おまけにゴンドラを利用すれば簡単に上まで行ける。山スキーでも行って見たいと思いながら、次の目的地の八幡平に向かった。