東谷山 1554 m  

  ここ数年、毎年のように山スキーに行っている東谷山。北西面の谷筋はやや急斜面だが広いブナの谷筋は素晴らしい山スキーのサイトである。今年は3月に入り気温が高く雪解けも早いようなので今シーズンも終わりに近いと好天が期待された3月23日に行くことにした。

  やはり雪解けが早く、二居峠から上りの尾根筋は雪が少なくスキーを担いで歩くことになった。しかし上がった稜線上から北西斜面は前日夜に降ったと思われる雪が固い雪の上に10cm位積もっていた。

  登りでは陽が差してきて気温が上がりこの雪がシールに付着して苦労したが、下りの北西斜面は陽が差さず10cm=15位のp新雪が下まで続いて快適な滑りを楽しむことが出来た。

  3月23日(火) 晴、無風
  単独
登行高度:740 m、 滑降高度:860 m  

二居(8:40)-二居峠(9:35=9:40)-鉄塔(10:20)ー東谷山(12:35〜13:05)ー国道沿い(14:00〜14:10)―貝掛温泉入り口(14:25)

  朝5時前に起きて、簡単な朝食を取り6時頃に自宅を出た。途中のコンビニで今日明日の昼食と明日の朝食を買い、赤城ICから関越道に入り湯沢ICで出て、国道17号線を進んで、本日宿泊予定の二居の温泉民宿に車を停めた。

  宿の人に連絡をして山スキーの準備をして出発。除雪された道路上を少し歩いて雪が出ている所からシール歩行を始めた。雪は固く先行の登山者らしい靴跡がいくつか残っていた。

  先行の靴跡に従って登山道沿いを上がった。暑くなりアウタージャケットを脱いだ。時々ショートカットをして1時間足らずで二居峠に到着。雪はかなり積もったようだが、3月には気温が高く雪解けが進んだようで。峠の東屋もベンチなど完全出でていた。


杉林の中の登山道を行く              雪解けが進んで登山道の雪も少ない      雪が溶けた二居峠の東屋
  



  絵の前の尾根筋の急斜面は雪が少なくシール歩行では上がれないスキーをザックに付けて担いで急斜面を上がった。上がりきったやや平坦になった所で再びシール歩行に切り替えた。

  雪溶けてわずかに残っている箇所もスキーのシール歩行で進み、ようやく巨大な鉄塔のある箇所に到着。柏崎の原発でツkった電気を首都圏に送る送電線用の鉄塔腕ある。


右手に松手山を見ながら尾根筋を行く       雪庇の横の尾根筋を行く             巨大鉄塔が立っている
  



  鉄塔を過ぎてわずかに行くと尾根筋は急斜面になり、雪もほとんど溶けてシール歩行が難しくなった。再びスキーをザックに付けて担いで上がった。途中で疲れてきたので少し休んで行動食を取り水を飲んだ。

  やや急な尾根筋をスキーを担いで上がると稜線上は広い平坦な登りとなる。この辺から上は昨夜降雪が有り、雪が10〜15cm位積もっていた。上からは頂上を往復してきた単独行の人と犬が降りてきた。


雪庇の横の急な尾根筋を上がる         急な尾根筋を上がりきって            ダケカンバが霧氷になっている
  



  シール歩行に切り替えて平坦な登りをゆっくり進んだがこれからが長い。陽が差してきて気温が上がり積もった雪がシールの付着すルようになった。シールに付着した雪を時々落として進んだが時間がかかる。


霧氷が花盛り
  


  先行していた登山者のグループが戻って来た。最後の一登りでようやく山頂に到着。陽が差して風も無く暖かい。昼食を取りながら周囲の山々を見て長い休憩を取った。

巻機山                           万太郎山                        日白山

  



平標山、仙の倉山                                   苗場山、神楽峰
  



  休憩の後はシールを外して滑降の準備をしていると、反対側から単独行の登山者がやって来た。タカマタギまで往復して戻ってきたとのことであった。


苗場スキー場                      稲包山                       山頂より尾根筋を滑り出す
  


  稜線上を少し行ったが予想以上に雪が固くガリガリ音を立てる。北西面の谷筋に入ると上部は雪が固く少し緊張したが、すぐに固い雪の上に10〜15cm位新雪が載っていて滑りやすい。ターンしても雪は安定していて雪崩れることが無い。本日は山スキーでここを滑り降りた人は居ないようでノートラックであった。


ブナの疎林帯を滑り降りる
 


  ブナの疎林帯が続く谷筋を快適に滑り降りることが出来、時々立ち止まって写真を取った。急斜面を下りきると新雪は消えていたが、雪は緩んで柔らかくなっていた。


傾斜が緩くなった中間部から下部の谷筋を滑り降りる
  


  杉林の中の緩斜面を滑り、登山道らしい開けたところを滑り降りると国道に出た。スキーを外して国道に出てすぐ近くの橋を渡った。橋を渡った所から橋の下をくぐった。そこで、再度スキーを付けて貝掛温泉の方に向かった。

  次のバスまで一時間以上あるので貝掛温泉の日帰り温泉に入ろうかと思ってそちらに進んだが、道路上の歩きがかなりあるので止めてそのままバス停に向かった。スキーはここで終了。貝掛温泉入り口のバス停には立派な待合所があったのでそこに入ってベンチに座って一時簡以上待って次のバスに乗った。

  次のバス停の二居で降り、本日宿泊予定の二居の温泉民宿に向かった。

GPSトラック(登りが赤、下りが青)