根子岳 2207 m 

  2月13,14日は好天で風も無い絶好の日和であるとの気象情報であった。しかし、高温になるとのことで雪はベタベタの重い雪でスキーは面白くないと予想された。それでも山に行く日和である。ほぼ毎年のように行っているなじみの根子岳と四阿山に泊まりがけで行くことにした。

  以前なら車中泊で行ったのだが,今は宿に泊まっていくことにした。四阿山の麓にある四阿高原ホテルは残念ながら閉館となったので,13日分の宿泊を菅平の宿に予約を入れた。

  昨年は姿苛牧場から四阿山を目指して上がったたが,アップダウンが予想以上で途中の中四阿山で引き返した。その時、根子岳ならアップダウンも無く登山道沿いに上がれル事が分かった。

  このルートはスノーシューの登山者が結構大勢いるようだが,山スキーは少ないようである。自分も根子岳には10回以上上がっているが,すべてスキー場のゲレンデトップからで、このルートを辿るのは初めてである。実際行って見ると急斜面が少なくオープンバーンや樹林帯の滑りが有り結構面白かった。

  今回途中であった人はせいぜい10人で皆スノーシューの登山者であった。ところが頂上に着いてみると,スキー場側から上がった登山者、山スキーヤーで賑わっていた。もっとも,この時期には動いているスノーキャットはコース整備で動いているが、コロナウイルスの影響でお客は乗せないとのことであった。

2月 13日(土) 晴れ

単独
登行高度:760 m、滑降高度:760 m   

菅平牧場(8:55)―根子岳(12:10~13:00)―菅平牧場(14:10)

   
   朝6時過ぎに自宅を出て,高速道路を乗り継いで2時間半かかって菅平牧場の駐車場に到着。すでに7,8台の車が停まっておりこれから出発する登山者もいた。

   山スキーの準備をして出発。牧場内の道路は除雪されている。道路沿いの雪が残っているところをシール歩行で進んだ。牧場関係者の車だろうか,時々通り過ぎていく。途中でスノーシューの登山者に追い越された。

   30分近く道路沿いを歩いて道路の終点となった。近くには建物があり車が2,3台停まっていた。ここは根子岳と㈣阿山の登山口で根子岳はそのまま尾根筋を上がっていく。四阿山は右側に進んで行く。


除雪された道路沿いを行く            道路の終点。根子岳と四阿山の分岐点    スノーシューのトレースに従い根子岳に向かう
      


   この後、スノーシューのトレースに従ってシール歩行を続けた。最近降雪が無かったせいか雪は締っており,傾斜も緩く上がりやすい。目の前に見える根子岳を目指した上がったが。歳を取ったせいで以前のようにペースは上がらない。途中でスノーシューの登山者3,4人に追い越された。

途中の展望台から見る北アルプスの山     大きなダケカンバの横を通り過ぎる       ダケカンバの林を行く
  


  途中で立派な東屋が立っていたが,休まずジール歩行を続けた。疎林体を抜けて頂上直下のオープンスペースを上がり切ると根子岳山頂であった。


途中の展望台から見ルスキー場と北アルプスの山               頂上直下のオープンスペースを目指して進む
  


   山頂付近には大勢の登山者。山スキーヤーが休んでいた。殆どの人がスキー場から上がった人立ちであった。  自分もかなり疲れたので,頂上で周囲の景色を見ながら昼食を取り長い休憩を取った。風も無く暖かい。


頂上のお社。後ろは四阿山                           雪に覆われていない周囲のシラビソ。後ろは北アルプス

  


  雪を被った北アルプスの山並みが見えた。反対側の目の前には四阿山が見える。


横手山、後ろにうっすらと谷川岳、武尊山    北アルプス。唐松岳、五竜岳          湯の丸山。後ろにうっすらと八が岳連峰
  


  長い休憩の後、シールを外して滑降開始。上部は雪が谷や締った状態で滑りやすい。適当にターンしながら下った。ダケカンバの樹林帯も適当に間隔が有り滑りに問題ない。雪は下るにつれて重くなってきた。


頂上直下のオープンスペースを滑る       ダケカンバの間を滑る               ダケカンバが開けた場所を滑る
  


 
 尾根筋を滑り降りると,スノーシューハイキングのコースが作られていてスノーシューのトレースが着いていた。雪が重い緩斜面でそこだけが滑りやすい状態であったのでスノーシューハイキングコースを辿って牧場の駐車場に戻った。


ダケカンバの林を抜けて尾根筋を滑る      牧場に入って根子岳を振り返る         雪を被った広い牧場
  


  後片付けをして,本日予約をしている宿に向かった。
 
 
GPSトラック(赤は登り、青は下り)