玉原高原 1250 

  今シーズン初の山スキー。上越地方は先日の大雪でどこも山スキーは出来る状態になっているであろう。神楽峰あるいは平標山も考えたが、近場で簡単に行けそうな玉原高原の尼が禿山に行くことにした。

  たんばらスキー場の積雪は230mと出ていた。これなら尼が禿山も充分積雪があるだろう。尼が禿山の山スキーはこれまで行ったことが無かったが、今年の夏に上がった時はj比較的簡単に行けて樹林帯もそれほど密で無く山スキーが出来そうであった。

  標高差も少なく半日行程で行けるだろうと思っていたが、数日前の大雪で単独ラッセルがきつく、シーズン初めでスキーとシールの調整不足と歳をとってきたことによる体力不足が重なり途中で引き返した。

  こんな所に行く人は他におらず終始単独で脛からひざ下のラッセル。雪はやや重いパウダースノーだけど陽がさして粘着力がありスキーやシールに雪が付着してくる。緩斜面でも下りラッセルで標高差はわずかで距離も短いのに時間がかかった。

  しかし、青空、微風の元ブナの林の間の雪中ハイクを楽しめて良かった。

12月22日(火) 晴れ

単独 
登行高度:30 m、滑降高度:30 m  

たんばらスノーパーク駐車場(9:45)―センターハウス(10:30)ー玉原湖(10:50)―東大セミナーハウス(11:30〜12:30)―玉原湖(12:50)−センターハウス(13:30)―駐車場(14:30)

   
   朝7時過ぎに自宅を出て9時過ぎに玉原スノーパークの駐車場に到着。すでにかなりの数の車が駐車していてスキー場は営業を始めているようであった。山スキーの準備をして出発。

   駐車場を横切り、坪足で雪壁を乗り越えた。膝上から腰近くまで潜ってしまう。雪壁を降りたところでスキーを付けて針葉樹林帯を突き抜けて道路に出た。夏場は車が通る舗装道路だが今は雪に覆われている。セミファットのスキーだが脛付近まで潜り、単独ラッセルが続いた。

   案内板のある所でシールを付けようとしたが、うまく張り付かない。持参のシール用のノリを新たに塗ってスキーに張り付けてが、これは良くなかったようで、後でシールを取った時にノリがスキーに付着して取れなかった。

   見覚えのあるセンターハウスは大量の雪に覆われていた。玉原湿原の入り口、ネイチャーハウスを通り過ぎて進むと玉原湖が見えてきた。雪の上にはウサギやカモシカあるいは鹿の足跡が沢山付いていた。

雪に覆われたセンターハウス           ブナとミズナラの間の道路を行く        ネイチャーハウス
  


   道路を外れて湖岸を通ってから道路に戻り、雪に覆われた登りの道路を上がって行くと広い台地上に大きな建物が立っていた。東大セミナーハウスであるが、大量の雪に覆われていて全く人気が無い。

上がる予定であった尼が禿山            動物の足跡でいっぱい              玉原湖
  


   ここからが尾根筋の樹林帯を上がるのだが、11時半になっており無理をして頂上に行こうと思っても行けるかどうか分からない。今日はここまでとして建物の横で昼食を取りながら長い休憩を取った。

東大セミナーハウス                たんばらスキー場、後ろは獅子が鼻山      川場剣が峰
  


   目の前には玉原スキー場のゲレンデ、その後ろに雪をかぶった獅子が花山、さらには武尊山が見渡せた。

下るためにシールを外して見ると先ほど塗ったシール用のノリがスキーにべったり付いていて取れない。仕方が無いのでその上からワックスを塗って歩き出したが、下りでも滑らすストップがかかる。無理に滑らそうとしたら転んでしまった。深雪の中で起き上がるのに苦労してもがき、ザックを外してようやく起き上がることが出来た。

   後は転ばないように一歩一歩慎重に登りで取ったトレース沿いに進みようやく駐車場に戻った。スキー場でゲレンデスキーをやろうと思っていたが疲れた上に時間も遅くなっていたので後片付けをして帰途に就いた。