大渚山 1566m 

   RSAの3月例会山行の2日目。一日目は曇り空の中を栂池高原スキー場のロープウェー終点から天狗原に上がり山の神尾根ルートを辿りを滑って来たとの事であった。その日は白馬コルチナスキー場でペンションを経営している会員の柴田さんのパウダーロッジコルチナに宿泊して夕食、宴会。

   その日は参加せず、夕方ペンションに到着して皆さんに合流した。翌17日は朝早くは晴れだが次第に天候は崩れ、午後に降雪との事であった。

   前夜皆で相談して、翌日の天候が悪化することを考えてガスに覆われる標高の高い所は止めて、標高が低いが樹林帯のコースでガスに覆われる可能性が低い大渚山に行く事に決定した。

   登り始めは天候は良かったが、次第に雪が舞い始めて次第に視界も悪くなってきた。ところが頂上で休んで滑降の準備している間に、雪が止んでガスが取れて見通しが良くなってきた。滑り降りた後で、雨交じりの雪が降って本降りとなった。

   大渚山に山スキーで行くのはほぼ30年振りであったが大草連に下るルートは始めてだった。ほどほどの斜度のブナの疎林帯が続く面白いルートで滑りを楽しむことが出来た。今回の例会は若手メンバーの太田さんが世話役であったが、参加したのは古手の会員が多かった。世話役をされた太田さんに感謝する。
  
  3月17日(日) 曇り、時々雪

6人(RSSAの3月例会山行)

登行高度:710 m、 滑降高度:770 m  

小谷温泉(9:30)-湯峠(11:12)-1350m地点(11:30〜11:55)-大渚山(12:40〜13:00)−1260m地点(13:20〜13:35)―大草連(14:10)

   ペンションで朝食を取り、大渚山登山口の小谷温泉に向かった。途中で6人が乗れる平岡さんの車と北原さんの車で下山口の大草連に向かい車をデポして戻って来た。小谷温泉の手前のトンネルを過ぎて直ぐの道路脇の駐車スペースに車を停めた。

  山スキーの準備をして出発。山田旅館を過ぎて直ぐの道路わきから急斜面を上がった。後はブナの疎林帯の尾根筋を進んだ。先行者がいるようでそのトレースに付いて水澤さんを先頭に上がって行った。昨年雨飾山に行った時にも通ったルートである。右側に雪に覆われた鎌池が見えた。


小谷温泉の裏手の尾根を上がる。向こうは金山    ブナの疎林帯のオネスジを上がる              途中でで休憩

    


  上がり切った所で林道に出た。林道を左方向に進んだ。次第にガスが出て来て見通しが悪くなり遠方は見えなくなってきた。小雪もちらついてきた。時々ガスの切れ間からこれからの登る大渚山が見え、先行者4人が上がっているのが見えた。

   記憶に残っていた湯峠から左に向かい急斜面となる直前の1350m地点で休憩。休憩後にTLTビンディングがうまくセット出来ず、時間がかかり皆に迷惑をかけてしまった。靴底に固く付いていた雪が原因だったようである。


ガスの切れ間から見える大渚山              頂上手前でハイクアップ終了              山頂は直ぐ先にある
    


  大渚山山頂付近は平坦で山頂は直ぐ先であるが、手前でそれ以上行くのは止めた。単独行の人が北面から上がって来た。滑る準備をしている間にガスが取れて見通しが良くなってきた。先ほどから降っていた小雪も止んできた。

  絶好の滑るチャンスである。若手の太田さんがまずブナの疎林帯の斜面をダイナミックな滑りで降りて行った。続いて皆が思い思いにぶなの疎林帯を適当にターンしながら滑り降りた。新雪のやや重いパウダースノーが10〜20cm位載っていて非常に滑り易い。

滑降開始                               ブナの疎林帯を滑る
    


  天気は未だ崩れそうも無かったので、途中で休んで行動食を取った。休んだ後も快適な滑りは続いた。斜度が緩くなってきて林道に出た。林道を滑り降りると車をデポしていた除雪終了地点に出た。

途中で休憩                          林道を最後の滑り                     車のデポ地に戻る
    

  デポしていた平岡さんの車に6人が乗って小谷温泉に向かった。小谷温泉手前の駐車スペースに戻り、後片付けをしている間に小雪がちらついてきた。その後、小谷温泉で日帰り温泉に入り汗を流した後、参加者の皆さんと別れた。翌日、蓮華温泉に行くために栂池高原の民宿に向かった。


   GPSトラック (登りは赤、下りの滑降は青)