阿寺山 1508m (1150m地点まで)

    RSSAの2月例会山行で、参加者は会員の吉田さん、水沢さん、田中さん、田宮さん、平岡さん、西村さん、北原さん、佐藤さん、森野さん、澤井の他、ゲスト1人の合わせて11人。
   
  気象情報では朝方は曇りで次第に大雪になるとのことであった。予想通り初めは曇り空で上部はガスっていたが中腹まで見通せた。始めは気温は高めでやや重い雪で暑かったが、尾根筋を登る途中で気温が下がり出し雪も激しく振り出した。

  硬い雪面の上に20〜30cmのやや重い雪が載っている感じで雪崩れの危険性が感じられた。雪が激しく振りだして見通しも悪くなってきた。雪崩の恐れもあるので、途中の1150m地点から登った尾根筋を辿って引き返すことにした。

  今回、リーダーの吉田さんの安全第一の的確な情勢判断で無事に月例山行を楽しむことが出来た。やはり、天候が悪いと無理は出来ない。世話役をされた吉田さんに感謝する。

 
2月17日(土) 曇り後大雪、風ややあり

11人

登行高度:750 m、 滑降高度:750 m

広掘橋(8:00)--尾根筋1150m地点(10:50〜11:20)―広掘橋(12:50)
   

 六日町の宿に7時に集合し、やや遅れて車に分乗して登山口の広堀橋に向かった。道路上には雪が無くスムーズに進んだ。狭い駐車スペースはほぼ満車状態で、我々以外に二つのの山スキースキーグループが準備して上がる所だった。鷹嘴さんもいらしていたが昨日平標山、西ゼンに行ったので、悪天候が予想される本日は行かずに見送りだけとのことであった。

狭い駐車スペースは満車状態                出発前の阿寺山                     これから出発
    

  朝方は曇り空で気温もやや高く、阿寺山の中腹まで通せた。足首程度のラッセルで、快調に進んで林道の終点付近で先行のグループを追い超した。

  尾根筋の林の中の急斜面をジグを切りながら切ながら上がって行った。暑くなり汗が出て来た。アウターを脱ごうかと思いながら進んでいるうちに、気温が下がり雪が降り出し風も出て来た。

樹林帯の尾根筋を上がる                                     途中で休憩
   


  だんだん雪が激しくなり新雪がどんどん積もって来た。見通しも悪くなり、阿寺山を熟知している吉田さんがトップで進んだ。

  二度ほど、ドンと言う音が聞こえてきた。雷か雪崩の音か判別できなかったが、雪崩に注意が必要だと教えてくれた。登っている所で雪が崩れて来る箇所もあった。

  さらに上がっても面白くないし危険も増すので、時間は早いが1150m地点でハイクアップを終了。休んでいる間に後続のグループはさらに上がって行った。

  右側にトラバースすれば何時も滑り降りているシャバミ沢になるが、本日は雪崩の危険もあるので、そのまま登ってきた樹林帯の尾根筋を滑り降りることにした。やや樹林は密に生えているが、慎重に滑れば問題無い。気温が下がり雪も深くなって来たので、やや重いながらもパウダースノーの滑りを楽しむことが出来た。

1150m地点で登りを止めて滑る準備                            樹林帯の中の深雪の滑りを楽しむ
  


  先行の吉田さんに続いて尾根筋を各自自由に滑り降りた。途中で何回か止まって全員がいることを確認しながら尾根の取り付き点まで下った。後は林道を滑り降りるだけ。新雪がどんどん積もっているので滑りは悪く、いつもより時間がかかって広掘橋に到着。

  宿に戻り、風呂に入ってから皆で談笑しながら長い宴会を楽しんだ。

  その後雪は激しく振り続き翌朝には50〜60cmの雪が積もっていた。車の雪を除くだけでも大変。途中でどこかの山に行こうかと思っていたが止めて帰宅した。

  GPSトラック(赤は登り、青は下りの滑降)