茶臼山 294m 


   茶臼山は自宅のすぐ近くにある里山で、4季折々に散歩がてら上がっている。めったに降雪が無い所なので茶臼山での山スキーなど考えられない。
1月22日の午後から夜半にかけて関東地方で大雪となった。当地でも積雪量は20cmを少し超えたくらいであろうか?

   これなら、茶臼山でも山スキーが出来るかも知れない。雪が解けない午前中にスキーで茶臼山に上がって見た。スキーには狭い所での取り扱いが楽で、少しくらい傷ついても構わない古い短い板(Verse 7、150cm)を用いた。
  

  1月23日(火) 晴

単独

登行高度:180 m、歩行下降高度:90m 滑降高度:90m

自宅(10:00)-茶臼山(10:45〜11:00)−八王子山ー尾根筋鞍部(11:35−11:40)- 樹徳幼稚園(12:00)-自宅(12:10)

   自宅から道路上を歩いて一分、雪のある所でシールを付けてスキーで歩き出した。樹徳幼稚園の手前の道路は車が通ったようだが雪が残っていた。そのままシール歩行して茶臼山登山口に出た。

   既に何人かの登山者がいた様で靴跡が残っていたが、登山者は誰もいなかった。雪が無い時は緩斜面の広い登山道で車も入れる道が続く。雪は十分にあり、スキーのシール歩行は問題無い。

雪に覆われた登山道を行く                 ここで車道の終点                     尾根筋に上がる
    

   途中で幼稚園児と先生のグループが雪の中を楽しげに大声を出しながら登っている横を通り過ぎた。自動車が入れる道は終点となり、ここから登山道は階段状に木が設置されている。雪は木の階段を覆い尽くしていないのでシール歩行が難しくなる。階段を避けて登山道の横を上がったが、時間がかかる上に苦労を強いられる。

   ようやく尾根筋に達した。ここから尾根筋は陽が射していて雪が解け始めていた。階段状の尾根道はシール歩行がやりずらい。それでも雪を拾いながら登山道の横を登り切って茶臼山の頂上に到着。シール歩行で登り切ることが出来た。

頂上から見る街並み                     頂上にある東屋                        電波塔
             

   ベンチに座ってゆっくりと周囲の景色を眺めた。雪に覆われた茶臼山と眼下の街並み、渡良瀬川。遠くに桐生周辺の山々、赤城山は雲の中にうっすらと見える。
   
   しばらく休んでからスキーを担いで尾根筋を下って行った。もっと雪があればスキーで滑り降りる所だが、雪が少なくとてもスキーが出来る状態では無い。鞍部に出た後、そのまま下らず八王子山方面に上がった。こちらは雪が多く靴跡が一つ付いていた。そのままスキーを担いで歩き八王子山を右に進んだ。

   八王子山からの尾根筋は陽が射していて雪が少ない。踏み後も無くなりやや急斜面は滑り易く何度か滑ってしりもちをついた。

杉林の中を滑り降りる                    谷筋の登山道をスキーで進む             元の登山道に戻って滑り降りる
    

  降りた鞍部からは杉林の中に道が付いており谷筋を行くと元の登山道に戻れる。杉林は適当に林間があり未だ雪が解けていない。シールを外してスキー滑降開始。倒木もあるのでスピードを落として慎重に下った。

  谷筋の緩斜面は登山道が広くなり少しは滑りを楽しむことが出来た。後は元の登山道に戻り、緩斜面の登山道を雪を拾いながら下り樹徳幼稚園の手前に出た。除雪された道路をスキーを担いで歩き、再び山際でスキーを付けて登り下りをわずかにしてスキーは終了。予想通り、スキーの滑走面には小さな傷が沢山付いていた。

  
GPSトラック(赤は登高、緑は下降歩行、青はスキー滑降)