日向倉山 1430m 


   RSSAの4月例会山行で田宮さんが世話役をされた。参加者は会員の田宮さん、吉田さん、佐藤さん、平岡さん、北原さん、森野さん、小島さん、澤井のの7人

  気象情報では曇り/雨となっていて山行が出来るかどうか心配であったが、予想以上の好天で青空も見えた。気温は高めでやや重い雪であったが、斜度も適当な日向倉沢の滑りを楽しむことが出来た。

  このコースは殆どの参加者にとって初めてで、山スキーコースとしてはあまり知られていない。RSSA会員が書いた山スキーガイドブックの「山スキー100山」で田宮さんが紹介されている。距離は短いが、途中の景色、頂上からの眺望、正面に越後駒ヶ岳を見ながら広い谷筋を滑る素晴らしルートであった。
 
  
  4月 8日(土) 薄曇り時々晴れ

同行者7名(RSSAの4月例会山行)

登行高度:670 m、 滑降高度:670 m 

銀山平(7:40)-南西尾根―日向倉山(10:20〜11:00)−日向倉沢―銀山平(12:20)

   小出IC近くの道の駅に車中泊し、朝5時半に起きて簡単な朝食を取り、集合場所である銀山平らに向かうシルバーラインの入り口に向かった。集合時間の7時前には全員が到着。長いトンネルが連続しているシルバーラインを通り、銀山平に向かった。

   さすが豪雪地帯である。道路の周りは高い雪壁に覆われていた。銀山平に入った所で道路際の駐車地点に車を停めた。すでに先行者はいるようで2台の車が溜まっていた。薄曇りだが中腹までは見通しが良く青空も見えていた。気温は比較的高い様で暖かい。山スキーの準備をして出発。


広い川筋をシール歩行                      日向倉沢                              沢沿いから急な尾根筋を上がる
    


   橋を渡り、先ず川沿いの山際を進み日向倉沢を過ぎた所から、急斜面の南西尾根をジグを切りながら進んだ。尾根は比較的広く急登であるが上がり易い。

急な尾根筋を上がる                      越後鎌ヶ岳を背に緩斜面の根筋を上がる         上は雲を被った荒沢岳
    

  急斜面を上がり切ると尾根筋はやや傾斜が緩くなり上がり易くなった。川を挟んで南西方向には上だけ雲に覆われた越後駒ヶ岳、中の岳、さらには荒沢岳が見え見晴らしが良い。

頂上手前の広い尾根を上がる                   頂上まで後わずか                     越後駒ヶ岳、中の岳
    


   尾根筋を上がり切ると、日向倉山の山頂であった。標高はそれほど高く無いが周囲の眺望は素晴らしい。雪を被った越後駒ヶ岳、中の岳は殆ど雲が取れて来た。反対側には末丈岳、東側の遠くには会津駒ヶ岳、三つ岩岳など会津の山々。行動食を取りながらゆっくりと休憩。

会津方面の山々が霞んで見える                                                       頂上で
     


  後はシールを外して、日向倉沢を滑降。頂上直下はやや木が密に生えているので、左に回り込んで木が少ない疎林帯を滑り降りた。気温が上がっていて雪はやや重いが、広い谷筋はほどほどの急な斜面で滑り易い。越後駒ヶ岳を正面に見ながらの滑りは楽しい。


日向倉沢の滑り
    


  途中から右岸側の斜面からのデブリが落ちていたので、左岸側を滑り降りて緩斜面の広い谷底に到着。それ以上下ると沢が割れていたりして危険そうであったので右手の小尾根をスキーを外して歩いて越えてから後は沢筋をシール歩行。

日向倉沢を滑り下りる                       下部はデブリの横を滑り降りる               沢沿いもまだ雪が多い
    
  

  橋を渡って本日の山スキー行は終了。 銀山平の民宿に向かい宿泊。温泉にゆっくりと浸かり、夜は山スキー談議などをしながら夕食と宴会。

  予想以上の好天に恵まれ、距離は短いが素晴らしい山スキーで田宮さん他、同行者の皆さんに感謝する。翌日曜日は朝から雨で山行は中止し帰途に着いた。

  写真の一部はは田宮さんが写されたものです。

  
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