湯の丸、池の平(雲上の丘) 2110m


  1月第2週の週末は記録的な寒波が日本列島を覆い各地で大雪となった。大雪が降りしきる中、1月15日にRSSA主催のロープワークの講習を白馬で受けた。ロープを使わなければならない所に行くことはおそらく無いだろうがいろいろ参考になった。4時半に講習は終了。

  翌日、16日は天候は回復に向かうだろう、特に湯の丸山方面は晴れて来るだろうと期待して、途中で一泊して池の平、湯の丸山に行くことにした。途中の温泉民宿に電話予約を入れた所、満室だとの事で断られた。そこで、 地蔵峠まで行き駐車場で車中泊することにした。

  夜中は冷え込んで車中に置いてあったペットボトルの中の水が凍っていた。しかし、マットと冬用の寝袋を用意してあったので、寒さは気にならなかった。

  このコースは雪が締まっていて晴れていれば景色も良い簡単な山スキー半日コースであるが、大雪の直後はやはりラッセルがきつく時間がかかってしまった。

1月16日(月) 雪

単独

登行高度:250 m、 滑降高度:360 m (ゲレンデも含む) 

湯の丸スキー場ゲレンデトップ(9:40)--池の平入口(10:50)-雲上の丘(11;35〜11:50)−池の平(12:00)−池の平入口(12:15〜12:25)−スキー場駐車場(13:10)

   
  朝6時に目が覚めるとまだ薄暗く、雪がしきりに降っていた。そのまま車中で寝袋に入って過ごす。7時半過ぎに簡単な朝食を取り、外の様子を見ながら模様眺め。雪が降り続いているし寒く風もやや強い。
   
  このまま帰ろうかと思ったが、駐車場には少しづつ車が増えて来て、リフトも動き出した。そこで、山スキーの用意をしてリフト券2枚を買って湯の丸スキー場の東側ゲレンデのトップに出た。雪はやや小やみになった。

  シールを付けて、林道沿いに緩斜面をハイクアップ。一昨日からの大雪で足首から膝下までのラッセルが続いた。気温が低く軽い雪かと思ったが、風でパックされていてやや重い。
小一時間ラッセルをした池の平の手前で単独行テレマーカーが後から追いついてきたのでラッセルを交代してもらった。

  池の平入口の東屋がある所から右側の外輪山の稜線沿いを上がった。ここでラッセルを交代し先に進んだ。所々、夏道の柵の上部がわずかに見えた。稜線沿いで再びラッセルを交代してもらい稜線上の最高地点、雲上の丘に到着。ここでしばらく休憩。

  雪は止んでいたが遠くの山は全く見えない。プローブを取り出して積雪量を計ると約120cmで、60cmくらいの所にやや硬い層がある。

  眼下には雲上の丘から池の平まで距離はわずかだが、ほどほどの斜面が無立木で続いている。シールを外してこの斜面を滑降開始。パウダースノーが風でパックされていてやや重い。

  ほぼ同時に降りたテレマーカー氏は左側に進んだ。自分はそのまま真下に下った。標高差でわずか100mちょっとの滑りだが、滑りは快適であっという間に下りてしまう。池の平に降りから、スキーをヒールフリーにして木道のある所まで出た。雪が付いていない木道をスキーを担いで歩き、雪が出だした所でシールを付けて池の平入口まで緩斜面を上がった。

  池の平ら入口のベンチのある所で昼食を取りながら休憩。その間にテレマーカー氏が先に下って行った。シールを外してヒールフリーにして登りのトレース上を滑りおりた。スキー場のゲレンデを滑り降りて駐車場に戻った。

  この後、反対方向の湯の丸山に上がる予定であったが、湯の丸山は雲に隠れ見ない。風が出て来て雪が降って来たので取り止めて帰途に付いた。

(カメラ、GPSを忘れたので、写真などは取れなかった)