乗鞍岳 (高天ヶ原) 2782m 


  今回はRSSAの田宮さんが世話役をされて乗鞍岳の南東にある高天ヶ原に行くことになった。RSSAの4人のメンバーの他、田宮さんの知り合いのMさんのグループ3人と同行した。高天ヶ原のコルからの谷筋の滑りは素晴らしかった。今回世話役をされた田宮さんに感謝する。

  4月9日(土) 晴れ、風弱し

7人

登行高度:1187 m、 滑降高度:1187 m   

乗鞍国民休暇村(7:50)−高天ヶ原、剣ヶ峰間のコル(12:30〜13:30)-乗鞍休暇村(15:00)

   朝7時に集合予定で、前夜のうちに乗鞍高原に行き駐車場で車中泊をした。朝6時前に起きて簡単な朝食を取り集合場所の乗鞍国民休暇村前の駐車場に向かった。

   すでに山スキーに出掛けるグループが来ており準備をして上がっていた。目の前のゲレンデ斜面は雪が付いていてどうにかスキーで上り下りが出来そうであった。

   7時前にMさんの3人のグループがやって来られた。その後、RSSAのメンバーもやって来たが、折角ここまでやって来たMさんは体調不良で残念ながら行けなくなった。あれこれ準備に手間取って結局出発は7時50分となった。

   最初はスキーを担いで上がったが、直ぐにシール歩行に切り替えた。やはりシール歩行の方が楽である。除雪された道路を渡る2,3か所でスキーを外したが、それ以外は雪が繋がっておりシール歩行が可能であった。


休暇村駐車場から見るスタート地点           雪の残ったゲレンデを上がる             ゲレンデをハイクアップ
   


   しばらくして先行していたMさんの3人ずれに追いついた。スキー場ゲレンデの最上部に達した。見覚えのある広い急斜面が目の前に見える。ここを上がり切るとやや緩斜面となり樹林の切開きが続いている。


ゲレンデ最上部から上がる急斜面              位ヶ原からみる乗鞍岳                    位ヶ原を先行する二人
      

   樹林帯を上がり切るとダケカンバがちらほら立っている位ヶ原に達した。田宮さんと北原さんが先行し、私が後に続いた。ここから左側に取り雪に埋もれた沢を横切った。後は谷状の斜面を上がって行った。

高天ヶ原を目指して左側の谷筋を越える         乗鞍岳を前に先行する二人               後続のグループ
    


   上部になるとやや風が出て来て雪面は固くなってきた。先行する田宮さんと北原さんはクトーを付けて高天ヶ原と剣ヶ峰の間のコルまで上がって行った。私とほぼ同時に上がっていたHさんはクトーを持って来なかったのでコルの手前で上がるのを止めた。

   私も持参したクトーを付けてコルまで上がった。コルからは反対側に御嶽山が大きく見えた。左側にはなだらかな高天ヶ原、右側には剣ヶ峰が見える。剣ヶ峰からの急斜面の谷筋は雪が緩んでいたら滑りは面白そうである。


コルから見る御嶽山                   コルから見る乗鞍岳剣ヶ峰             コルから見る穂高連峰、手前は十石山
    


   風があり寒くなったのでミドルインナーを着た。牧野さんが上がって来るまで昼食を取りながら待った。時間的な余裕がそれほど無いので本日はここまでとしてコルから谷筋を滑り位ヶ原に戻ることになった。

コルからの滑り
    


   シールを外して滑降開始。上部は雪面が固く慎重に下りたが、直ぐに雪は軟らかくなりほどほどの斜度の谷筋となり快適な滑りが続いた。谷筋は風も無く適当にターンを繰り返しながら滑った後、位ヶ原方面にトラバースした。


穂高連峰を目の前にして谷筋を滑る
    


   位ヶ原のダケカンバの生えている所で、谷筋を下りて行った牧野さんが上がって来るのを待った。その後はゲレンデのような樹林帯の切開きの間を皆で次々と滑り降りて行った。

位ヶ原のダケカンバ疎林帯を行く            樹林帯の切開きを滑る                滑ってきた乗鞍岳方向を振り返る
    


   途中、除雪された道路の通過で2,3度スキーを外した以外はスキーを外した以外はスキーで滑り降りることが出来て休暇村駐車場の近くでスキーは終了。Mさんのグループと別れて、RSSA組は松本市営の温泉に往き汗を流した。

   その後、皆と別れて翌日に十石山に行くため乗鞍高原の民宿に泊まった。


GPSトラック(電池切れで登りの一部しか記録が無い)