秋田駒ヶ岳 1637m 


   無雪期の秋田駒ヶ岳は2度上がったことがあるが、山スキーで行くのは始めてである。麓のアルバこまくさから8合目まで客がいれば雪上車が運行しているので、これを利用すれば容易に上がることが出来る。

   12日の土曜日は好天気の予報で、前日の午後、7時30分発の雪上車の予約を入れた。秋田駒ヶ岳の頂上付近は風が強かったが、好天に恵まれて楽しい山スキー行であった。上部は固い雪の上に10cm位の新雪が乗っていて、ターンするごとにガリと言う音が立ったが快適な滑りを楽しむことが出来た。
 

  3月12日(土) 晴れ

単独

登行高度:470 m、 滑降高度:1105 m  

アルバこまくさ(7:30)−秋田駒ヶ岳8合目休憩所(8:15〜8:30)-秋田駒ヶ岳(男女岳)(9:45〜10:00)−1525m地点(10:05〜10:15)- 2回目頂上(10:35〜10:45)-阿弥陀池避難小屋(11:05〜11:15)-1551m小ピーク(11:25〜11:30)−アルバこまくさ(12:30)

   田沢湖高原温泉に宿泊して朝早めに朝食を取り、朝7時15分にアルバこまくさの駐車場に到着。すでに、雪上車の準備はされており10人近いスキーやボードを持った客が待っていた。片道料金3500円を払い、登山届を出して雪上車に乗り込んだ。

  雪上車は雪を被った林道を上がり8合目まで上がる。隣に座った方は秋田駒ヶ岳に付いて良く御存知の地元の人で、スキーを履いてパラグライダーをやるとの事で大きなザックを持っていた。この方に滑降ルートをいろいろ教えて頂いた。

  40分で8合目に到着。雪上車を下りてスキーにシールを付けてハイクアップを開始した。

雪上車                            8合目休憩所からみる                 8合目休憩所
      

すでに、朝早く上がった人のトレースが一本付いていた。先行者に付いて小尾根を上がった。最後は小尾根の上をトラバース気味に上がり阿弥陀池手前の広い緩斜面に出た。目の前には無立木の雪を被った男女岳が見える。
 
小尾根をを上がる                      小尾根からみる                      男女岳
    

  先行のトレースに従い左手から上がって行った。上から歓声を上げながら滑り降りてくる人がいた。この日一番のファーストトラック。この方は朝5時半から上がりだしたとの事であった。

  わずかな登りで頂上に到着。風は強いが、青空で周囲の眺望は素晴らしい。先行者に続いてその横を滑り降りた。固い雪の上に10p位のパウダースノーが載っており、ターンするごとにガリと音を立てるが快適な滑りである。

頂上の標識に大きなエビのしっぽ            阿弥陀池小屋を見下ろす                 頂上から見る
    

  すぐ下に降りてしまう。まだ時間は早い。もう一度頂上に上がりトレースの無い斜面を滑り降りた。滑り降りた所から阿弥陀池小屋避難小屋に向かった。風を避けて行動食を取り、左手の1551m小ピークに上がった。

頂上からターンしながら滑り降りる                              阿弥陀池小屋
   

  後は下まで下るのみである。雪は軟らかくなり滑り易い。先行のトレースに従い谷筋を滑り降りた後、小尾根を登り返して往きに取ったルートを滑り降りて8合目休憩所に出た。

  林道を適当にショートカットして滑り旧アッスルスキー場のゲレンデ跡に出てから快適な滑りが続いた。これから上がってくる人もかなりいた。

  最後の方で先行のトレースに付いて行き急な谷筋に入りそうなり戻ったりしてやや時間がかかったが無事にアルバこまくさに到着。

  この後、田沢湖スキー場まで行きゲレンデスキーを少し楽しん後、明日の予定の森吉山方面に向かった。

GPSトラック(赤は登り、青は滑降)