神楽峰 2030m (中尾根の頭1985mまで)


   昨日のRSSAの2月例会山行の翌日で、気象情報では天候は雪。宿に泊まって出るので早朝の出発は無理である。どこも小雪で下部は雪が少なく藪スキーとなる。その中でみつまた、かぐらスキー場のゴンドラ、リフトなどを使って容易に標高の高い雪が多い所に行ける神楽峰に行くことにした。参加者は、田宮さん、水沢さん、北原さん、平岡さんと私の5人。

   曇り空で上部はガスっていてやや視界が悪かったが、中尾根を直ぐ下ると視界が開けていた。前夜からの降雪が30cm以上あったようで深雪。標高が高いので軽い雪でディープパウダースノーの滑りを楽しむことが出来たのは幸いであった。

  神楽峰は毎年のようにシーズン初めの11月末から12月初めにかけて山スキーで訪れているが、出会う人は殆ど無く藪が多いが静かな山スキーを楽しんでいた。

  今回初めて厳冬期に上がったのだが、曇り空で上部はガスっているのに非常に大勢の山スキーヤー、山ボーダーで賑わっているのに驚かされた。特にガイドツアーが多いようであった。登りのハイクアップはわずかで、ディープパウダーの滑りを楽しめる。さすが人気の山スキーコースと感じた。

2月7日(日) 曇り弱風、上部はガス
5人
登行高度:155 m、 滑降高度:610 m (ゲレンデ部は含まず) 
かぐらスキー場第5リフトトップ(10:40)--中尾根頭1485m地点(11:25)-中尾根上部(11:35〜11:45)-和田小屋(13:00)
   

  6日町IC近くの宿で朝食後、8時過ぎに宿を出る。高速道路を通り湯沢ICから17号線を経てみつまたスキー場に着いたのは9時を過ぎていた。山スキーの用意をして12月の時のように事務所に登山届けを出しに行くと、第5リフトの上に係員がいるのでそこで出すように言われた。

  全員リフト一日券を購入して9時半過ぎにみつまたロープウェーに乗った。みつまたスキー場のリフト、さらにゴンドラを乗り継いで和田小屋まで達した。

  和田小屋の前から滑り降りて、クワっドリフトに乗りった。次いで第5リフトの方に緩斜面を滑り降りるとと、大勢のスキーヤー、ボーダーが列をなしてリフト待ちをしていた。

   スキー最盛期の80〜90年代の混雑したリフト待ちの状況である。第5リフト周辺は圧雪していない自然雪の状態で林間も滑れるので人気があるのだろう。しかし、この第5リフトは安全のためであろうが、12時で営業を終了するのが残念である。我々も最後尾に着いてリフト待ち。

  第5リフトを下りると目の前にはゲートがあり、2人の係員がおり、登山届とビーコンのチェックをしていた。そのゲート前には大勢の山スキーヤー、ボーダーがいるのには驚かされた。

ゲートで登山者のチェック                    樹氷の間を行く                     樹氷の間を行く
    

  我々もシールを付けて登山届を出してビーコンチェックを受けてゲートを通過した。すでに大勢の先行者のトレースがありそれに従がって進んだ。トレースはいつも通る尾根筋でなく、右寄りの樹林帯を進んでいる。中尾根の頭に直接向かって進んでたが、ガスっていて視界が良く無い。雰囲気はまったく12月の時と異なる。

  途中で何人かのグループを追い越して進み1985mのピークの到着。トレースはさらに先に進んでいる。我々もシール歩行のままトレースに従い進んだが、様子がおかしい。

  左手に進むのを止めて地図とGPSで確認するとトレースは左手の清八沢方面に進んでいることが分かった。ゲートでは係員から危険だからそちらには行くなと言われた方向に先行トレースがあったのでそれにつられて行った人が多いようである。

  ここでシールを外して、トレースと離れて右寄りに樹林帯をトラバースしながら滑り降りて中尾根の方に向かった。

  中尾根に出ると視界が開け疎林帯になり滑り易くなった。先行のトレースがほとんどついておらずディープパウダーの急斜面が下まで続いていた。軽い深雪を楽しみながら谷筋まで滑り降りた。降りた所で昼食の大休憩を取った。

中尾根からの深雪の急斜面                深雪の斜面を滑る                      深雪の斜面を滑る 
    

  その後谷筋の樹林帯を滑り降り、最後は右側をトラバース気味に滑り降りて和田小屋の近くのゲレンデに出た。後はゲレンデスキーを楽しみながら駐車場まで滑り降り下山届を出して本日の山行は終了。

  GPSトラック(赤は登り、青は下り。登りの初めはGPSのスイッチを忘れていた)