阿寺山 1509m (1485m迄)


   RSSAの2月例会山行で、昨年に引き続いて吉田さんが世話役をされた。参加者は会員の吉田さん、水沢さん、田中さん、田宮さん、平岡さん、北原さん、杉山さん、竹本さん、澤井の他、ゲスト1人の合わせて10人。

  気象情報では雪となっていたが、曇り空で上部はガスっていたがまずまずの条件であった。気温は高めでやや重い雪であったが、シャバミ沢上部急斜面のディープパウダーの滑りを楽しむことが出来た。しかし、ここも小雪で藪が濃く中間部以降は谷筋も完全に埋まっておらず、また凸凹が多く下部に行くに従い雪も重くなり滑りに苦労した。

 今回、リーダーの吉田さんの的確なルート取りでスキーを外すことなく藪をかき分けて沢筋から林道に戻ることが出来た。
 
  
  2月 6日(土) 曇り 稜線上はガスっており風があった

同行者10名(RSSAの2月例会山行)

登行高度:1110 m、 滑降高度:1110 m 

広掘橋(7:50)-阿寺山1485m地点(12:35〜13:00)−広掘橋(15:10)

   六日町IC近くの宿に朝7時に集合。自分は昨年同様前夜に来て前泊した。宿の周辺も今年は雪が少ない。殆どの皆さんが7時前にやって来られた。広掘橋の駐車スペースは狭いので3台の車に分乗して出発した。田中さんは先に来て準備していた。すでに先行者がいるようで車が一台停まっていた。

   阿寺山は4回目(いずれも2月中旬)だが、今年は積雪量が極端に少ない。山スキーの準備をして出発。曇り空で上部は雲に覆われているが、中腹までは見通しが良い。気温は比較的高い様で暖かい。

広掘橋手前の駐車スペース               出発準備完了                       これから上がる阿寺山方面
    


   足首程度のラッセルだが先行者のトレースに付いて順調に歩を進めた。最初の平坦な林道沿いをしばらく進んで行くと、見覚えのある急斜面の尾根筋が出て来た。

林道を行く                         途中の緩斜面で                       緩斜面で休憩
    

  この尾根筋を適当にジグを切りながら上がって行った。上がるにつれて雪が深くなってきたが昨年と比べて尾根筋も藪が多く登り辛い。雪はやや重いが粘着力があり雪崩の恐れは少なそうである。

  
急斜面の尾根筋を上がる                時おり、青空が見えた。                  途中のの緩斜面
    

 急斜面を上がった1150m地点で吉田さんがシャベルとスノーソーを出して雪の状態のチェックをした。80cm位の範囲内で弱層は見られずまず大丈夫と判明した。
  それからさらに急斜面の尾根をが上がるといったん平坦になった1250m地点で後続がやって来るのを待った。先行の2人がすでに頂上まで行き戻って来たとの事で休んでいた。

  時々青空が見えて下部の見通しは良くなってきた。シールのトラブルで遅れてメンバーを残してさらに進んだ。最後の急斜面を上がり切ると頂上に続く緩斜面となる。時々見通しが良くなるものの、頂上付近はガスで覆われて良く見えない。

八海山入道岳方面                     最後の急斜面を上がる                 到達した1485m地点で
    

 

  頂上手前の1485ミ地点で後続の2人が上がってくるのを待ちながら行動食を取った。そのうち3人連れのパーティー、5人ずれのパーティーが上がって来た。ガスが取れそうもないし風もやや出て来た。

  本日はここで止めて、下りましょうとシールを外している時にシールトラブルで遅れた後続の一人が上がって来た皆に合流した。3人パーティーもここでシールを外していたが、5人パーティーは頂上を目指して上がって行った。

 頂上付近はガスに覆われていたが、下部の見通しが良くなるガスの切れ目を狙って滑降開始。上部の緩斜面も比較的雪が軽く滑り易い。今シーズン始めてのディープパウダースノーの滑りを楽しんだ。


上部の快適緩斜面を滑る                  シャバミ沢の方に                   右側のシャバミ沢に進む
   

 
   1250m付近から右側の夏道の登山道があるシャバミ沢を滑り降りた。昨年と比べてやや藪が濃いもののブナの樹林帯の中の比較的急な斜面で深いパウダースノーが非常に快適で皆が歓声を上げながら滑り降りた。 

                   急斜面を滑り降りた所で記念撮影
                    

   中間部からは藪が濃くなり、雪も重くなってきた。沢筋は完全に雪が埋もれていない所もあり、凸凹があって滑りにくい。何度か転んだがやはり滑りは楽しい。

中間部の沢筋は凸凹があり藪が濃い       細い凸凹の沢筋も華麗にターンする           薮が濃い荒れた沢筋の滑りは難しい   
    

  沢を下ると薮が濃くなる。吉田さんの先導で藪の隙間を選んで滑り降りて左手の尾根の末端を越えて登りに取った林道のトレースに出た。後は林道沿いの緩斜面を登りに取ったトレースを辿りながら滑り降りて広掘橋の駐車地点に戻った。

沢筋下部を行く                       沢筋下部を進む                    沢筋から林道に向かう
   

  GPSトラックを見ると昨年とほぼ同じルートを辿っている。しかし、昨年より雪がかなり少なく藪が多かったせいもあり、下りの時間がかかっている。車で宿に戻った後、温泉に入った。夜は夕食を食べ宴会。


  
GPSトラック(赤が上り、青が下りの滑り)