中妻山 2297m (2000m迄)


   RSSAの1月例会山行で、村石さんがリーダーとして先導。当初は大橋から乙妻山を往復する計画であったが、当日冬型の天候で降雪が激しく風も強かったので、雪崩の恐れが少ない中妻山の東尾根筋を行ける所まで行き、引き返すことになった。風雪が激しく寒くて見通しはあまり効かなかったが、同行した村石さん、吉田さんの先導、ラッセルのお蔭で尾根筋の樹林帯を上がり、深雪のパウダースノーの滑りを楽しめた。
   
  1月31日(土) 雪 風強し

同行者4名(RSSAの1月例会山行)

登行高度:1130 m、 滑降高度:1130 m 

大橋(6:50)-佐渡山のコル(8:50〜9:05)−氷沢川1440m地点(9:10〜9:25)-中妻山東尾根2000m地点(11:40〜12:15)−氷沢川(12:30〜12:50)−佐渡山のコル(13:40〜14:05)-大橋(14:35)

   前日夜、戸隠スキー場の宿に泊まり、朝6時過ぎに宿を出た。車に雪が積もっていて除雪に少し時間がかかり出発が遅れた。6時半前に大橋に着いた時には既に、村石さん、吉田さん、田中さんが到着していて山スキーの準備をしていた。自分も山スキーの準備をして予定より少し遅れて大橋を出発。いつもはこの時間でも数パーティーがいるのだが、本日は天候が良く無いためか我々のみであった。

   雪が降り続いていて見通しは余り良く無い。緩斜面の林道沿いは足首程度のラッセルだが、先行の村石さん、吉田さんのお蔭で、自分はラッセルをしないで順調に進んだ。少し暑くなってきたのでインナージャケットを脱いだ。

   黒姫山に行く分岐点を過ぎてだんだん傾斜が増してきて、雪が深くなってきた。雪は相変わらず降っていてやや風が出て来た。樹林の中を村石さん、吉田さんに続いて進み、佐渡山のコルに到着。ここで休憩し、行動食を取り給水。

 佐渡山のコルを目指してハイクアップ。先行する吉田さん、村石さん      コルから見た氷沢川方面
       

   シールを外して樹林帯を滑り降りて氷沢川沿いに下った。沢を越えた所で再びシールを付けて中妻山東尾根沿いの樹林の中をハイクアップした。雪は深くなってきたが、村石さんの先頭ラッセルのお蔭で楽に上がれる。新雪が降り積もっており斜面を通る時に雪が僅かに崩れる。谷筋では雪崩の可能性があるだろう。

             氷沢川沿いからハイクアップ開始
             

             
   時々、風が強く吹くため立ち止まって風が弱くなるのを待ったから進んだ。雪は相変わらず降っており、見通しは200m位だろうか?風雪が止みそうも無く、12時近くなり標高2000m付近でハイクアップを中止。休憩して昼食を取り、お茶を飲んだ。

   村石さんがシャベルを出して雪を掘り、雪崩れの可能性をチェック。新雪の30cm付近にやや弱い崩れる層がある。雪崩の危険性があるので、当然谷筋を滑るのは止めて、登りに取った尾根筋の樹林帯を滑り降りることにした。

   シールを外して滑降開始。快適な深雪のパウダースノーの滑りが続いた。ターンすると雪煙が出る。時々、立ち止まって休んで降りたが、それでも氷沢川まで登りで2時間以上かかったのが15分で降りてしまう。

               佐渡山のコルを目指してハイクアップ 
              

  ここで、再びシールを付けてコルを目指して再びハイクアップ。この登りは結構きつかった。佐渡山のコルに到着した所でしばらく休憩。ここから先は他のグループが入山したようでトレースが付いていた。コルから樹林帯の尾根筋の急斜面を滑り降りた。ここもパウダースノーの快適な滑りが楽しめた。後は緩斜面だが、先行者のトレースに付いて滑り降りて大橋に到着。

         コルからの滑り                       
     

   山スキー用具の後片付けをして、野尻湖畔の藤屋旅館に行った。夜はRSSAの会員、家族、知人が10名くらい参加して夕食を取りながら歓談。山スキー談議などで話が盛り上がった。

 
GPSトラック(赤が上り(シール歩行)、青が下り(滑り)