五地蔵山 1998m

  2月1日から3日までの3日間、山スキー愛好家のグループであるRSSAの月例山行に参加。牧野さんが世話役で野尻湖畔の藤屋旅館をベースにして行われた。

  初日は吉田さんが計画された五地蔵山に上がり五地蔵沢を滑り降りる山スキー行に同行した。これまでこの周辺では黒姫山、乙妻山、佐渡山に行ったことは有るが、五地蔵山は今回が初めてである。同行者は吉田さんの他、斉藤さん、サラさんと私の四名。

  せいぜい足首程度のラッセルであったが、若手の強力な2人がいるので先頭のラッセルはお任せして最後尾に付いて行き楽をさせてもらった。

  天候は晴れ時々曇りで午後から気温が高くなると言う予報であった。気温の低い午前中に行動しようと朝は早立ち。やや重いパウダースノーであったが、好天にも恵まれ楽しい山スキー行であった。

  今回の山スキーの記録は吉田さんのホームページにも記載されている。

2月1日(土) 晴れ時々薄曇り

4人
登行高度:860 m、 滑降高度:825 m、 歩行下降高度:35 m 

大橋(7:00)-東南東尾根-五地蔵山(11:28〜11:59)-戸隠牧場(12:24〜12:58)-戸隠キャンプ場(13:30)-国道-大橋(13:50)
   

  前日の夕食後自宅を出て登山口の大橋の駐車スペースに10時半に到着。車は一台もおらず真っ暗でやや気温が低い中寝袋に入り車中泊。朝未だ薄暗い5時40分に起きて簡単な朝食を取り準備をしているうち、6時になると続々と車がやってきた。さすが人気の山スキーサイトである。

  ほとんどが黒姫山、乙妻山、佐渡山方面に行くようである。そのうち、吉田さん、斉藤さん達もやってきた。準備して7時少し前に大橋を出発。トレースが一杯ついている平坦な林道沿いのシール歩行を25分ほど続けた後、林道を離れて左側に取って進んだ。

  最初の沢は橋があるので問題無く通過したが、2つ目の沢は雪が少なくまだ完全に埋まっていない。どうにか渡れそうなスノーブリッジをスキーを外して渡ることが出来て1533mのピークに続く尾根筋の末端に出た。後は吉田さん、さらには斉藤さん、サラさんが先導して東南東の尾根をハイクアップ。自分は終始最後尾に付き楽をさせてもらった。

    どうにか濡れずに沢を通過                            中腹から見る五地蔵山                   
         


  1533mのピークで小休止後、一旦鞍部に下がった後1596mのピークに上がった。その後は尾根筋をハイクアップして少しづつ高度を上げた。頂上手前の谷筋の上部で吉田さんがスコップを出して雪を削り弱層テストをした。表面10cm位のところでやや弱い層があるが、粘着力のある雪で雪崩れはそれほど心配無さそうである。しかし、気温が上がるとこの10cmの雪の層は雪崩れてくる可能性がある。

   尾根筋をハイクアップ                               頂上手前の谷筋上部(ここで弱層テスト)
       


  ここからわずかに上ると五地蔵山の頂上。4時間半弱かかった。陽射しが差して風も無く暖かい。周囲の山々を見ながら行動食をとった。目の前には戸隠山反対側には高妻山。正面の少し遠方には飯綱山、反対側には妙高山と火打山。

頂上で休憩                           高妻山                              妙高山
   


  休んだ後はお楽しみのスキー滑降。やや重いパウダースノーだが思った以上に滑り易い。やや急な五地蔵沢を吉田さんを先頭に滑り降りた。急な崖上の谷筋は右側の尾根状の方に取り滑り降りた。ターンを繰り返すと腰や大腿の筋肉が痛くなってきた。若手2人や吉田さんに付いて行くのはやはり応える。


頂上から滑り降りる吉田さん              地蔵沢中間部                      中間部から滑り降りてきた上を見上げる
  


  途中で斉藤さんが南に面した日当たりの良い斜面を滑ると10cm位の表層の雪が雪崩れ落ちてきた。全く問題になる雪崩で無かったが、上でやった弱層テストの通りで注意が必要。後は反対側の日当たりが悪い斜面を取った。

  下るにつれて斜度は落ちて最後は平坦な戸隠牧場に到着。頂上からの滑りは25分であった。広い雪原の中で小休止後、直接大橋に戻ろうとすると沢を渡渉する必要があるので、平坦な牧場内を進んで戸隠キャンプ場に出た。ここで橋を渡り国道に出た。


   平坦な戸隠牧場で休憩                             戸隠牧場から見る五地蔵山
       


  スキーを担いで国道沿いを歩いて大橋まで戻り本日の山スキー行は終了。今日中に帰宅すると言う若手2人と別れて藤屋旅館に向かった。

  他のルートの山スキーに出掛けた人も含めて本日の藤屋旅館での宴会参加者は9名。山スキー談義あれこれで話は盛り上がった。

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