平標山 1984m

好天が期待された金曜日の24日に平標山に出掛けた。

下りは雪の状態を見ながらルートを選び滑り降りることにした。
第1案は平標山でこれまで一度も降りたことが無かったユウガイヒト沢を滑り降りて二居まで行きバスで平標山登山口まで戻り車を回収する。
第2案はヤカイ沢を滑り降りる。
第3案は登りのルートを滑り降りる。

結局、第一案のユウガイヒト沢を滑り降りることにしたが、実際は一つ手前のセンノ沢とユウガイヒト沢の間の沢を滑り降りてしまった。源頭部はパウダースノーの快適な滑りであったが、途中からは樹林、藪が濃い上に下部の長い緩斜面、林道では延々と重い雪の下りラッセルが続き予定より大幅に時間がかかってしまった。
スキーの先端が重い雪に埋もれてしまうため一歩一歩雪を跳ね飛ばしながら進んだりしたので足腰が痛くなってしまった。このルートは雪が締まっていて積雪量が多い3月に行くべきであろう。

雪崩れの恐れが無かったのでヤカイ沢を滑り降りるべきであった。
   

1月24日(金) 快晴無風

単独
登行高度:1005 m、 滑降高度:1170 m 

火打峠(7:45)-平標山(12:30〜12:40)-平標山北西峰(12:55〜13:05)-二居(16:50)
   


  自宅を朝早く出て火打峠の平標登山口の駐車スペースに7時半に到着。車が一台駐車しておりどうやら先行者が一人いるようである。準備してシール歩行を開始。天気は快晴で風も無く絶好の日和。別荘地の圧雪した道路を進んでから登山道に上がりシール歩行。足首からすね程度のラッセル。新雪が20cm位だが気温が低く雪は比較的軽い。

  先行者のスノーシューのトレースを一部利用させてもらったが、歩の進め方が違うので殆ど一人ラッセルを続けた。スノーシューのトレースは左手のやや急な尾根を上がっていた。

  こちらはいつものように右手の傾斜の緩い尾根を上がったがやはり単独ラッセルはきつい。暑くなりミドルインナーを脱いだ。

  尾根に上がる途中で後続の単独行の人が追い付いてきた。ラッセルした後を辿って来たとの事でお礼を言われて、ラッセルを交代しましょうと先に行ってくれた。お蔭でそれ以後きついラッセルをせずに済んだ。頂上から続く尾根筋に出ると雪が締まってきて歩き易くなった。

  いつもより少し時間がかかったが12時半に頂上に到着。先に行った単独行の人はこれからヤカイ沢を滑り降りるとシールを外していた。天気は良いがまだ気温が低く雪も締まっていて雪崩の恐れは無さそうである。

  頂上でしばらく休んでからシールを付けたまま下り、さらにわずかに上り北西のピークに到着。ここでシールをはずして北西方向に滑り出した。さらに北側の尾根から最初の谷筋を滑り降りてしまった。源頭部は樹林が少なくほどほどの急斜面でパウダースノーで滑り易い。ユウガイヒト沢はもう一つ先の1776m地点から下りる広い沢であった。

  雪崩れる心配も無さそうだが出来るだけ谷の端の樹林の近くをショートターンで滑り降りた。しばらく行くと谷は狭く急になってきた。おまけに樹林が濃くなってきたので左岸のかなり上を斜滑降気味に藪、樹林を避けながら滑り降りた。

  中間部以降は緩斜面となり樹林、藪が濃い。しかも重い雪が足首からすね程度まである。滑ろうとするとスキーの先端が潜って行く。スキーを持ち上げるのに重い雪で足が痛くなってきた。一歩一歩スキーを持ち上げて雪を跳ね上げて進んだ。思いがけない下りのラッセルが延々と続き足腰が痛くなるとともに時間がかかった。

  林道に出ても下りラッセルが続いた。地王堂川の橋を渡り林道を渡った所で休憩し遅い昼食を取り給水。一息ついた後でラッセルを続け、ようやく別荘地のある所で除雪がされていてラッセルから解放された。わずかな距離だがスキーを滑らせて二居に到着。

  下りラッセルで予想以上の時間がかかり4時50分着。気が付いたらポケットに入れてあったはずのデジカメが無い。どうやら休憩した時か転んだ時に落としたらしい。取りに戻る時間も無いのであきらめて、5時23分のバスに乗り平標登山口まで戻り車を回収して帰途に付いた。

  デジカメを落としたため今回は写真が無い。

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