立山周辺 


 
  4月29日(月)薄曇り後晴れ、風弱し

   3人
登高高度:500 m、下降高度:1380 m

雷鳥荘(7:40)−一の越(9:05〜10:00)−御山谷2330m地点
(10:20〜10:40)-東一の越(12:00〜12:17)-黒部湖岸道路(13:20)黒部ダム(13:40)

  今日も同宿のOさん、Yさんと一緒に東一の越からたんぼ平を経て黒部湖岸に滑り降りることにした。このコースを辿ったのは15年位前だろうか?
3人で相談して時間的に余裕があるのでまず立山山頂まで上がり山崎カールを上から滑り降りた後登り返して一の越から東一の越に行くことにした。

  朝食後用意して、スキーにシールを付けまず室堂まで戻った。天気は薄曇り空だが立山山頂付近は雲が掛っていた。早くも天気は崩れる方向に向かっているのだろうか。雲の流れが速い。室堂山荘の横を通り一の越を目指してハイクアップ。大勢の登山者、山スキーヤーが一の越に向かっていた。

  今日も3人のペースはやや早く少しづつ先行のグループを追い越して行った。一の越の手前はやや斜面が急で雪面が固くなっていて上がるのに苦労したがシールのみで上がり切ることが出来た。雷鳥荘から1時間半かからずに到着。

  一の越は風の通り道になっていて風が強く寒い。また雪面は固くなっていた。寒いので一の越山荘に入ってミドルインナーを着た。小屋で暖かいココアを買って飲み長い休憩。

  一の越でも風が強いので立山頂上はもっと風が強いし、雪面が固かったらスキーを担いで降りることも有り得る。スキーを担いでアイゼンを付けて上がっている人もいたが、我々は頂上に行くのは止めて御山谷を300〜400m滑ってから登り返して東一の越に行くことにした。

  広い御山谷上部は比較的緩い斜面が延々と続いている。昨日よりさらに雪は重くなっているが広い斜面は滑り易い。大勢の人が滑り降りていた。
 
       御山谷を滑る                              滑ってきた御山谷を仰ぎ見る
           

  ボードのOさんがまず直線的に滑り降りた。ついでYさん、最後に自分が続いた。途中一回止まって休んだが、一気に標高差350mを滑り降りた。さすがに、膝や腿が痛くなってきた。

  い大きな岩陰がある2330m地点で滑り降りるのを止め風がやや強かったが少し休憩。シールを付けてハイクアップし、東一の越に向かうトラバースルートを目指して右側を上がった。

  トラバースルートに上がりしばらく進むと岩が出ている所に達する。ここでは10人くらいの人がスキーをザックに付けて担いで歩いて行った。ガイドツアーのグループのようであった。
  
  我々もここでシールを外してスキーをザックに付け歩き出した。少し行くと先ほどのガイドツアーのグループが立ち止っている。トラバースルートの雪面がやや硬く狭いのでトラバースが危険とのガイドの判断であろうか御山谷の方に変更すると言っていた。

  彼らが少しよけてくれたのでその脇を通って先に進んだ。スノーシューではトラバースルートを進むのは難しいだろうが、壺足で歩けばそれほど危険とは思え無い。あえてアイゼンを付け無かったが注意しながら歩を進めて東一の越に到着。

   東一の越から見る立山                          東一の越から見る後立山連峰
      

  ここでもガイドツアーらしき7,8人のグループの他2人が休んでいた。我々も少し休憩。大勢のグループより先に下りましょうとボードのYさんを先頭に滑り降りた。やや重いがパウダースノーの急斜面の滑りが快適であった。一気に滑り降りるのがもったい無いし腿が痛くなるので2,3回止まって休んだがあっという間にタンボ平に滑り降りた。

東一の越から滑る、Yさん                 Oさん                        タンボ平から滑ってきた東一の越を仰ぎ見る
  

   ここでしばらく休憩。風が無く熱くなってきてミドルインナーを脱いだ。空は朝方の曇り空から青空となっていた。東一の越から滑り降りて来たトレースがくっきり見える。

   しばらく休んだ後先行のトレースに従い右側に進み樹林帯を黒部湖岸まで滑り降りた。一昨日の雪が残っていて非常に重い雪であったが樹林の間は密で無く、疲れたが無事に黒部湖岸の道路に滑り降りた。。ザラメ雪であったなら快適であろう。

      タンボ平から見る大観峰と立山                          樹林帯の中を最後の滑り
        

  後はスキーを担いで湖岸道路を少し歩いた後、トンネル、ダム堰堤を通り黒部ダムトロリーバス乗り場に到着。ここまで来ると大勢の観光客で賑わっていた。

   トロリーバスで扇沢まで戻りOさん、Yさんと別れた。登りの体力、下りの速さがそれほど差が無かったのでお互いに楽しむことが出来たお2人に感謝する。

  この後薬師の湯で汗を流した後帰途に就いた。

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