武尊山(沖武尊) 2158 m

   武尊山は群馬県にあり山スキーの良いサイトである。主峰は沖武尊だが、中の岳、家の串、前武尊、剣ヶ峰など山域は拡がっている。麓にはスキー場が点在しておりリフトが使えるのでアクセスが良い。、自宅から近いので毎年のように行っているがほとんど南面からで、沖武尊の頂上まで上がったのは一度だけであった。北西面の宝台樹スキー場から上がるのは今回で3回目。ただし、前2回は頂上まで達せず途中で引き返している。

   3月23日に所属している山スキーの会、RSSAの行事、山スキー祭で宝台樹スキー場から武尊山まで往復。今回の山行の参加者は7名。

   なお、今回の写真の大部分は同行の田中さんが写したものである。写真の提供、掲載を許可して頂き感謝する。

  
3月23日(土)曇りのち晴れ晴れ、風弱し

   7名 (RSSAの3月例会、山スキー祭)

登行高度:800 m、 滑降高度:1250 m 
宝台樹スキー場トップ(9:40)-手小屋沢避難小屋付近(11:40)−武尊山(13:55〜14:25)-手小屋沢避難小屋付近(115:15〜15:25)-須原尾根中間部(15:55〜16:05)−名倉沢-スキー場下部(17:00)
   

   
朝8時半に宝台樹スキー場リフト券売り場の近くに集合。東京から来た4人はやや遅れて9時過ぎにリフトに乗る。朝は曇り空だったがだんだん晴れてきた。

  リフト2機を乗り継いでゲレンデ最上部から9時45分にハイクアップ開始。雪は締まっており歩きやすいが、宝台樹尾根筋のルートはアップダウンが激しく細かく回り道をしたりするので標高差の割に時間がかかる。

            リフトを降りて山スキーの準備                宝台樹尾根をハイクアップ            
            

  30〜40代のMさん、Kさんの若手(?)は快調に歩を進めて先行。その後をMさん、次いでTさん、私の60〜70歳組が続いた。Mさんはやや遅れて進んだ。最年長のIさんは頂上まで上がることを考えずマイペースでゆっくりと後を進んだ。

  宝台樹尾根の末端から手小屋沢に降りて沢沿いをハイクアップ。締まった雪の上に少しパウダースノーが乗っている状態で歩き易い。頂上近くになって斜面がだんだん急になって来てシール歩行が難しくなってきたのでスキーを担いで壺足で急斜面を上がった。

  13時過ぎに頂上直下の急斜面を中間グループ3人で上がっている時に先行した2人が滑り降りてきた。
頂上で20分近く待っていたとのこと。我々3名より一時間近く先に上がった模様。やはり体力差を感ぜざるを得なかった。

頂上直下を上がる                       頂上から見る中の岳、家の串、剣ヶ峰、前武尊        剣ヶ峰
    

  我々3人も急斜面を上がった後、再びシール歩行をして2時ごろ頂上到着。周囲の山々の眺望が素晴らしい。昨日頂上を踏んだ谷川岳が目の前に見える。30分ほど休んで周囲の眺望が楽しんでからシールを外して滑り出した。滑り出して直ぐの頂上直下で遅れたさんが上がって来た。Mさんはそのまま我々と一緒に滑り降りた。上部の雪面はやや硬いものの滑りやすい雪である。

           頂上から見る笠ヶ岳、至仏山、平ヶ岳              頂上から滑り降りて一休み
              

  下に降りるにつれだんだん柔らかくなってきた。うっすらと上に乗っているパウダースノーの滑りが快適であった。ゆっくり降りても下りは早い。滑り降りた手小屋沢の上部で休んでいたIさんと一緒になった。その後シールを付けて夏道沿いの須原尾根の尾根筋を進んだ。

  夏道の谷筋に下る尾根上で5名が集まった。シールを外してほぼ夏道沿いに名倉沢に滑り込んだ。やや林が密で藪がうるさいが雪が緩んでいて滑りやすい。名倉沢沿いの緩斜面は雪が締まっていて滑り易い。最後はゲレンデに入り出発点に戻った。やや遅れたIさんも戻ってきて駐車場から本日の宿の吉野屋に行った。

  その後、後から参加したSさんも含め8名で夕食の宴会で話が弾んだ。


     
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