黒姫山 2053m

   黒姫山は東面の黒姫スキー場から上がったことはあるが南西面の大橋から上がるのは始めてである。今回はRSSAの2月例会山行で村石さんがリーダーとなり4人で上がった。前日は気温が高く雨であったが、本日は気温が下がったため雪面が固くとなっていることが危惧されたが、それほどでもなくクトーを使わずに頂上まで行くことが出来た。林間はパウダースノーがのっている斜面と硬い斜面が並んでいたが、それなりに滑りを楽しめた。

  
2月3日(日)曇り時々晴れ、風弱し
4人で(RSSAの例会山行)

登行高度:910 m、 滑降高度:910 m 
大橋(9:00)-外輪山(11:50)-黒姫山(12:50〜13:10)−外輪山(13:50)-大橋(14:50)
   

  大橋に朝9時に集合して出発する予定で、8時半に着いてみるとすでにたくさんの車が駐車して満車状態。乙妻山や黒姫山に向かう人気の山スキースポットである。仕方が無いので広い路肩の端に駐車した。山スキーの用意をして予定通り出発。雪は締まっており大勢の人が通ったトレースをたどって緩斜面の林道を順調に進んだ。

  小一時間で乙妻山、佐渡山に行く方向と別れて右側の黒姫山に行く方向に進んだ。先行のトレースをたどり、夏道のある尾根沿いを上がっていった。初めはカラ松林、次いでブナの疎林、さらにダケカンバが出てきた。それらの疎林の間をハイクアップ。天気は曇りだが時折青空が出ていて、風も弱くまずまずの日和である。上がるにつれ雲が取れて青空となった。

林道を行く                            青空出てきた、大きなダケカンバ             尾根筋をハイクアップ
   

  初めは比較的柔らかく新雪がうっすらと載っていた雪面がだんだん固くなってきた。他の3人はクトーを付けたが。クトーを持参してこなかった自分はそのままシールで上がった。ところどころスリップするところはあったが、シール歩行のみで1893mの外輪山に上り切ることが出来た。


  上部の雲が取れて目の前に御巣鷹山、さらに少し遠方に佐渡山、乙妻山、高妻山が見えた。下部は雲海が一面覆っており美しい眺めであった。ここから外輪山の稜線上をアップダウンを繰り返しながら1998m地点まで進んだ。単独行の山スキーヤーがここから滑り降りる準備をしていた。我々はさらに先に進め少し下った後最後のわずかな登りで黒姫山の山頂に到着。

外輪山の稜線を行く                      外輪山の稜線を行く                     乙妻山、高妻山
     


  青空が出て来て乙妻山、高妻山の左側に白馬岳、五竜岳、さらにその向こうに剣岳が遠望できた。反対側には妙高山、火打山、焼山が見える。頂上で周囲の山山を見ながら行動食をとりしばらく休憩。火口原の池の方に林間の切り通しを下る案も出たが、上り返しがあり時間が遅くなるので、おとなしく外輪山を戻ることになった。

黒姫山まで最後の一登り                   高妻山の左側に北アルプスの山並みが見える     妙高山、火打山、焼山
    


  シールを外して黒姫山を滑り出した。初めは一滑りは快適であったがその後の稜線上のアップダウンはきつかった。時々スキー板を外して担いで上がり、登りで上がった尾根の一つ手前の尾根の上から村石さんの先導で滑り降りだした。

  広い尾根でダケカンバ、次いでブナの疎林の中の滑りは非常に快適。上部は固い雪の上に新雪が10cm位乗っていて非常に滑りやすかった。ところどころ固いがりがりのところが混じっていたが問題ない。

  途中で下からガスが上がってきて見通しが悪くなったが、少し待つとガスが切れてくれる。村石さんがGPSで方向を確認しながら滑り下りて、どんぴしゃりで乙妻山方面に別れる分岐点の林道上に出た。

  ここで行動食をとりから12,3分間休憩。後は緩斜面の林道をトレースを辿り一滑りで大橋に到着。今日中に帰る3人と別れて本日する野尻湖畔の旅館に向かった。


       GPS トラック