神楽峰 2030m


   神楽峰は山スキーの入門コースである。かぐらスキー場のゲレンデトップから上がると容易に頂上に達する。みつまた、かぐらスキー場のロープウェー、リフト、ゴンドラを使えるのでアクセスが良い。また上越では標高が高い所にあるので、スキーシーズンが長く早くから遅くまで山スキーを楽しめる。自宅からも比較的近い。
   例年、かぐらスキー場は11月下旬に営業を始めるのでここ数年、毎年のようにシーズン始めの山スキーに11月下旬から12月上旬にかけて神楽峰に出かけている。シーズンたけなわの好天気の休日には大勢の山スキー屋で賑わうが、11月から12月始めにかけては静かな山スキーを楽しめるのも魅力である。

12月1日(火) 晴
単独
登行高度:500 m、 滑降高度:660 m、 
かぐらスキー場営業ゲレンデトップ(10:40)-神楽峰(12:45〜13:10)-かぐらスキー場営業ゲレンデ(13:45)
   

  今年は、かぐらスキー場が11月23日から営業を始めたということをかぐらスキー場のホームページを見て知った、しかし、雪が少なく営業しているゲレンデはごく限られているようである。12月1日の天気予報は全国的に好天であった。そこで、駄目でもともとで神楽峰に山スキーに行ってみることにした。山スキーが出来なければ雪の中のハイキングかゲレンデスキーを楽しむのもよいだろう。定年退職しているので火曜日でも気兼ねなく山に行ける。

  朝、自宅を7時過ぎに車で出て、みつまたスキー場の駐車場に9時過ぎに着いた。山スキーの用意をして登山届けを出してみつまたのロープウェーに乗った。
ゲレンデスキーやボーダーが結構大勢いる。ロープウェーの終点からバス、さらにゴンドラを乗り継いで和田小屋の所まで達した。

  例年と比べて確かに雪の量が少ない。和田小屋の上にあるゲレンデが営業しているが、動いているリフトは左手にある距離が短いリフト1機のみであった。そのリフトに乗り、降りたところでシールをつけて上りだした。半年振りのスキーでの登り、調子が出るまで少しかかった。天気が良く気温も高く、歩き出したら暑くなってきた。ゲレンデ上部は圧雪車(雪上車)がゲレンデ整備中で、他に誰もいない。その横をシールでハイクアップ。ゲレンデ上部に上がった後、右側を下り一番上のリフト(第5リフト)がある所まで降りた後、尾根まで上がる。その後、第5リフトの上で休憩、行動食と水を取った。

  さらに樹林帯を上がり、中の芝、上の芝を経て神楽峰に続く稜線に出た。雪が少ないのでまだ藪は完全には埋もれていないが、どうにかスキーをはずさずに登りきることが出来た。この辺で積雪量は60cmくらい。さらに、左側の神楽峰の方に進んだが、スキーをはずさなければ行けない個所が出てきたのでそれ以上行くのはやめて戻って昼食の休憩とした。好天で風も無く暖かい。上越の雪を被った山々が遠望できた。しかし、雪の量は少なく下部は殆ど雪が見えない。
  

  

 休憩後は、シールをはずしてお楽しみのスキー滑降。雪の状態が良く解らないので忠実に登りのルートを辿って下った。始めはなれ無いのと、藪が埋もれきっていないのでコース取りに少し苦労して腰が引けてしまう。しかし、だんだん慣れてきてあっという間に下ってしまう。やはり、山スキーは楽しい。


                


   樹林の間もスキーをはずさずに滑り降りることが出来た。第5リフトの下まで滑り降りてから、少しの登りでゲレンデトップに出た。ここはまだ営業していない。誰もいない整備されていないゲレンデを滑って、大勢のスキーヤー、ボーダーがいる営業しているゲレンデに出て和田小屋まで滑り降りた。

   結局本日に神楽峰に上がったのは一人だけ。トレースも付いていなかった。雪が少なくコース取りに少し苦労したが、半年振りの山スキーを楽しめた。