月山 1980m

  月山は無雪期に2回、雪のある5,6月に山スキーで2回行ったことがある。しかし、山スキーで行った前2回はいずれもガスっていて見通しが悪くて楽しめる状態ではなかった。今回、5月の下旬の平日の天候が良いと期待される時に行って見た。

  好天の中、頂上から広い大雪城を清川行人小屋近くまで滑り降りることが出来、満足の山スキー行であった。月山スキー場は平日にも関らず結構大勢のスキーヤーで賑わっていたが、月山で出会ったのは山スキーヤー、登山者が数人だけで静かな山行が楽しめた。


  
5月24日(木)晴時々曇り風弱し
単独
登行高度:1450 m、 滑降高度:1310 m 下降歩行高度:140 m 

月山スキー場リフト上(8:25)−月山山頂(10:15-10:25)-清川行人小屋手前(11:00-11:35)-月山山頂(13:30)−月山スキー場下(姥沢小屋)(14:30)


  前日の23日の午後に自宅を車で出て、北関東自動車道、東北道、山形道を経て月山ICで出て、姥沢に夕方到着しロッジに宿泊。朝食後、朝8時に開業する月山スキー場のリフトに乗りスキー場の上まで上がった。天気は晴れていてこれから上がる月山の上のほうが良く見えていた。

 リフトを降りて少し壷足で歩いた。雪はザラメで比較的締まっていて歩きやすかったが、やはりシール歩行の方が楽だろうとシールをつけて歩き出した。雪渓上を左側の尾根方向に向かって上がり。尾根の下の雪のある所を上がった。1830m地点から上で雪は消えたのでスキーを担いで夏道の登山道を上がった。ほぼ相前後して2人ずれの山スキーヤーと単独の登山者ががいた。10時過ぎには月山頂上に上がり、月山神社にお参りしてしばらく休憩。あたりの景色を見ながら行動食を取った。

牛首下から見る月山山頂(右側)           牛首の上から雪渓を見る(中央下は姥ヶ岳)     月山頂上の神社
     

  頂上宿舎まで戻り東側の雪の大斜面を右側の東南方向に滑り出した。ざら目雪で滑りやすい。広い緩斜面が続いていてガスっていて見通しが利かないと迷いやすいが、本日は晴れている。しばらく行くと先行の2人連れに追いついた。彼らも清川行人小屋近くまで滑り降りて上り返すとのことであった。

  斜面が急になる手前から行人小屋が目の前に見えてきた。少し急な斜面を快適に滑り降りると小屋の手前の谷筋にたどり着いた。頂上から標高差で600m近く滑り降りたことになる。ここで、昼食の大休止。陽が差していて暖かい。

広い大雪城を滑る                   清川行人小屋                     大雪城をハイクアップ
  


  休んだ後シールを再びつけてハイクアップを開始。2時間近くかかって再び頂上まで戻った。シールをはずしてスキーをザックにつけて夏道の登山道を雪のあるところまで歩いて下った。途中でこれから上がってくる単独行の山スキーヤーに出会ったが、スキーは雪渓の上部にデポしていた。

  雪渓の上部からはお楽しみの滑降。こちらもざら目雪で滑りやすい。スキーはゆっくり滑り降りても早い。30分で月山スキー場の下に到着。

  1回のリフト券を購入してもう一度上まで上がり滑りを楽しんだ後、泊まったロッジの駐車場まで戻った。 その後、酒田まで行き市内の日帰り温泉に入って汗を流した。


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