金山岩 2532 m  

  昨日の四つ岳に続いて本日は金山岩を目指した。天気は崩れていく方向にあるので、平湯スキー場のリフトで上がり天気を見ながら行ける所まで行こうかと考えた。しかし、朝の天候は快晴で昼過ぎまで充分天候が持ちそうであった。初めての山なので当初は尾根筋を往復する予定であったが、先行した地元の2人ずれから聞いてワサビ谷を滑り降りた。昨日と比べ下部の雪質がよく滑りを楽しめ満足の一日であった。

  
   
  
3月4日(日) 晴微風、後曇り

単独
登行高度:660 m、 滑降高度:1115m、 登り歩行高度:120m 下り歩行高度:140m 

平湯温泉スキー場上部(9:00)-稜線2460m(11:30)-金山岩(11:50)−稜線2460m地点(12:00〜12:15)−国道(13:10)-国道除雪終了地点(13:30)-平湯スキー場駐車場(14:00)


  少し風邪気味でのどが痛いが調子は悪くない。問題なく行けそうである。昨日平湯の森で談笑したグループが朝早く出て十石山に行ったので、安房峠に上がる国道を上がって見た。除雪終了地点に確かに彼らの車が駐車していた。自分は引き返して平湯温泉スキー場の駐車場に付いた。スキー場は朝8時から営業との事。少し出遅れたが山スキーの準備をしてリフトに乗った。

リフト最上部でシールを付けハイクアップを開始。先行する2人ずれのトレースがあったのでそのトレースを使わせて頂く。ラッセルの必要が無いと言え、先行のトレースに付いていく方が楽である。

  雪は昨日よりはマシだが固い所、モナカ雪のところが混じっている。樹林帯の尾根筋は始め結構アップダウンがあり、下りは面倒だなと思いながら歩を進めた。正面の木の間越しに輝山が見え、左手には昨日登った四つ岳と猫岳が遠望できた。
 
四つ岳                        猫岳                         樹林帯をハイクアップ
    

  2100m位から登りがややきつくなり、雪質も良くなってきた。ここから上を快調に上がり稜線に達した。先行者がスキーと荷物ををデポして金山岩に上がったようである。

乗鞍岳                        輝山                         金山岩頂上直下を上がる
     
  自分も金山岩の頂上に上がるためにアイゼンを付けている時に先行の2人が戻ってきた。トレースを使わせて貰ったお礼を言い少し話をした。彼らは地元の人で下りはワサビ谷の方を滑るという。登りでアップダウンが結構あったの尾根筋をスキー場のほうに行くのは止めて、自分もワサビ谷の方に降りることにしてルートや途中の注意点を伺った。左によると滝があるので注意しなければならない。右側の尾根よりに行くのが良いと言うアドバイスを貰った。

  自分はアイゼンでストックを使い金山岩の頂上を目指した。一部雪が固く凍っている所があり慎重に登り頂上に達した。風は無く天気は良いが、周囲の山々の上部は雲がかかってきだした。目の前の十石山や乗鞍岳も上は雲に隠れてきた。

十石山                       乗鞍高原方面                    硫黄岳、乗鞍岳
    

  しばらく周囲の山を眺めた後、稜線沿いのスキーをデポした地点に戻り昼食を取った。

  シールをはずして準備して滑降開始、やや重いがパウダースノーで昨日の四つ岳より滑りやすい。先行者のトレースを見失いようにして右側の樹林帯の尾根を滑り降りた。樹林帯の雪はやや重いが固くなっておらず滑りやすい。

樹林帯を滑る                    ワサビ谷右岸を滑る               国道間近、正面はアカンダナ山
    

  尾根筋を滑り降りた後、ワサビ谷の右岸に出た。ここからは谷沿いの緩斜面で雪は適度に緩んでいて滑りやすい。先行の2人のトレース以外に沢山のトレースが出てきた。どうやら十石山に行ったグループのトレースらしい。

  快調に滑り降りて安房平手前の国道に出た。ここで先行の2人に追い着いた。後はトレースに従い国道を滑り降り、最後の国道の九十九折をショートカットして林間を滑り降りて除雪終了地点に達した。

  朝、駐車していた十石山に行ったグループの車はもう無かった。スキーを担いで徒歩で国道を歩いて平湯温泉スキー場の駐車場に戻り、金山岩の山スキーは終わった。

  天候は持って楽しい山スキーだったが、風邪気味なのに行ったため風邪が悪くなってしまったのは残念。

GPSトラック