前武尊山 2040m

   山スキーも行きたいと思うがこの時期は冬型の気圧配置が多く好天が期待できないので行く気が起こらない。例年だとこの時期でも好天が期待出来る上信地域の山は雪不足のようである。近場の武尊山ではようやく積雪があり山スキーも出来そうである。そこで、天候が良さそうな8日の日曜日に足慣らしのため行って見た。

   雪は例年より少なく前武尊山の頂上に立っているヤマトタケルノ像は台座の下まで見えていた。また期待に反して天候はあまり良くなく雪が舞い冷たい風が吹いていた。山スキーを楽しむ条件としてはあまり良くないが本年最初の深雪の山スキー。何回も来ているところだし、寒くてガスっていたので写真を取る気がしなかった。

  
1月8日(日)小雪、風強し
単独
登行高度:470 m、 滑降高度:1030 m (ゲレンデも含む) 
スキー場ゲレンデトップ(9:55)-前武尊山(10:45)-荒砥沢源頭(10:55〜11:10)-荒砥沢1775m地点(11:20〜11:30)-荒砥沢源頭(12:30〜12:45)−前武尊山(12:55〜13:10)−ゲレンデ下部(13:40)
   

  朝6時45分に自宅を出て、オグナホダカスキー場の駐車場に8時半過ぎに到着。山スキーの用意をして登山届けを出してスキー場のリフト3本を乗り継いでゲレンデトップに出た。天気は曇り、小雪がちらついてやや強い冷たい風が吹いていた。前武尊山はガスっていて見えない。

  既に、先行者がいるようである。また、後続で山スキーの準備をしている人もいた。
雪は柔らかく足首から脛くらい埋もれる、単独だとラッセルがきついが先行者のトレースがあるので有難く使わせてもらう。途中で単独行のボーダーと3名の山スキー屋を追い越して快調に進み50分かからず前武尊山に到着。正面に見えるはずの剣が峰はガスっていて見えないし、冷たい風が雪混じりで吹いていた。そのまま、先行者のトレースに従い鞍部の荒砥沢源頭に降りた。

  先行の4名のグループがシールをはずして荒砥沢を滑り降りる準備をしていた。相変わらず冷たい風が吹いていて見通しはあまり良くない。雪が深いし剣が峰の前の斜面を通過して先に行くのは止めにして自分もここでシールをはずして荒砥沢を滑り降りた。膝くらいまで埋まる深雪でやや重いパウダースノー。始めの1,2回転んだが次第に慣れてきて快適に滑降を続け先行者がいる所まで滑り降りた。横を歓声を上げて雪煙を立てて滑り降りた単独行の人がいた。

   さらに先は傾斜が緩くなりまた登り返しが面倒なので自分もここで滑降停止。シールをつけて一時間近く掛けてハイクアップ。かなりの部分先行者のトレースを使わせていただいた。

   鞍部まで戻って風除けとなる木陰で先行者の隣で立ちながら昼食。先行者の4名は千葉山の会のグループであった。トレースを使わせてもらったお礼を言い少し話をした。

   寒い中の昼食後前武尊山に上がりシールをはずして12沢を滑り降りゲレンデに戻った。こちらの方が荒砥沢の雪より軽い感じで膝までの深雪の滑降を楽しむことが出来た。ゲレンデ内を滑り降りて下まで戻った時、また先行の千葉山の会の4名にお目にかかり挨拶をして下山届けを出して帰路に着いた。

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