月山(1980m)

 
  5日に南相馬市で災害ボランティアをして4時に終了後、車で白河ICを経て山形自動車道に入り月山の麓の志津温泉の旅館に宿泊。被災地と離れているが、東北の温泉に泊まるのも少しは東北支援になるだろうかと考え、温泉に入り山菜料理の夕食を食べてゆっくりした後月山の山スキーを楽しんでから南三陸町に行くことにした。

   月山は無雪期に2度登ったことがある。しかし、山スキーでは3,4年前に来たがガスで見通しが利かなかったので1800m位で引き返しただけである。今回は頂上まで行き、大雪城を滑った後上り返す計画を立てた。残念ながら、今回もガスで見通しが利かず大雪城を滑ることは出来無かったが、頂上までは行くことが出来た。

6月6日
(月) 曇り(ガスで見通し悪い)、風弱し

単独
登行高度:580m 滑降高度:810m 歩行下降高度:150m
月山スキー場リフトトップ(8:40)−姥ヶ岳(9:25)−牛首1830m地点(10:35〜10:45)-月山(11:15〜11:45)-1830m地点(12:05〜12:15)−1500m地点(12:30)−姥ヶ岳(13:00)−姥沢(13:15)


朝7時半過ぎに志津の旅館を出て姥沢にむかった。月山スキー場のペアリフトは8時開始。8時10分にリフトに乗りリフトトップに上がった。残念ながらこの辺から上はガスっていて全く見通しが利かない。

とりあえず、シールをつけて上がりだした。右側の沢沿いを牛首まで上がる予定であったが、ガスっていてよく分からなかったのと雪が切れていたりブッシュに阻まれるのを恐れて、先行の男女2人ずれの後を追い上に上がってしまった。

途中、雪に亀裂が入ってクレバスになっている数箇所を通過して上がると、姥ヶ岳の標識があった。ここからはシール歩行は出来ない。スキーを担いで雪が消えた尾根通しの登山道を金姥、牛首を経て月山頂上まで行くことにした。登山道は整備されていて木道が続いていた。登山道脇には白根アオイ、ショジョウバカマなどの花が咲いていてもう初夏になっていることを示していた。

    

途中木道が雪に埋まっている所や石がごろごろしている登山道を通り雪の上を上がると牛首の上。ここで出先行するテレマークの男女2人連れに追い着いた。彼らは沢沿いを上がって来たとのことで、ここでスキーをデポしていた。これから上は頂上までずっと雪が消えている尾根通しの登山道である。ガスが濃く当分消えそうもないので、頂上から大雪城を滑ることを諦め、自分もここにスキーをデポすることにした。

彼らに続いて石がごろごろしている登山道を上がり頂上に着いた、手前に山小屋、奥に月山神社がある。月山神社にお参りした後、昼食を取りながら休憩。気温は高く風は弱いものの相変わらずガスで見通しは良くない。


    

スキーデポ地点まで戻ってスキーの準備。テレマーク2人連れの後に続いてガスの中を滑降。少し下るとガスが切れて見通しが良くなった。下部までの雪の状態が良く見える。やや柔らかいざら目雪で凹凸がある部分もあったが快適なスキー滑降が楽しめた。


    



1500m地点まで降りてからシールをつけてスキー場のリフトトップの辺りまでハイクアップ。テレマーク2人ずれにお礼を言って更に姥ヶ岳の頂上近くまで上がりシールをはずして月山スキー場のゲレンデとなっている所をスキー滑降。

途中、ギャップのある所を気づかずに転倒。この時、ポケットに入れてあったデジカメを落としてしまった。下に降りて気づいてリフト売り場に行き、もし見つかったら連絡して下さいと電話番号を書いておいた。念のため一回リフト券を買って上がり、探しながら降りたが見つからなかった。有難いことに、後日、リフト会社の担当者から電話連絡があり見つかったとのことで着払いの宅急便で送ってもらった。

ガスで大雪城は滑れなかったものの月山頂上まで行き今シーズン最後の山スキーを楽しんでこられたのは幸いであった。

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