蓮華大沢(2085mまで)
昨日の白馬から前夜扇沢に来て車中泊。26日は午前中は晴れだが午後から天候が下り坂となるとの天気予報。そこで、朝早く出発し針の木岳のマヤクボのコルから小スバリ岳に上がり滑ろうかと考えた。しかし、針の木雪渓の末端まで行くと新しいデブリ古いデブリが雪渓全体を覆っておりそのような計画は全く甘いことが分かった。そこで、デブリが未だマシな蓮華大沢に向かったが、こちらもひどい状態で途中で引き返した。
5月26日(木) 晴後曇り、風弱し
単独
登行高度:710m 滑降高度:500m 歩行下降高度:210m
扇沢(5:25)-針の木雪渓末端の最上部堰堤(6:40)-蓮華大沢右俣2085m地点(9:40〜9:50)-針の木雪渓末端(10:25)−扇沢(12:10)
朝5時過ぎに起床。準備して5時25分にスキーを担いで出発。さすが、ウィークデーなので誰もいない。針の木岳に上がる登山道を歩いて上がり、車道から林道に入った後橋の手前から雪がついていた。しかし、雪は繋がっておらずでこぼこ状態のなのでそのままスキーを担いで右岸を歩いて上がった。下部は昨年の同時期より雪は汚い上少ない。
最後の堰堤を越え針の木雪渓に入ると古いデブリ、更に月曜日の降雪による新しいデブリが雪渓一杯に広がっていてとてもスキーなど出来る状態でない。歩いて上がるのも苦労する。
針の木雪渓と針の木岳 蓮華大沢右俣
左手の蓮華大沢もデブリがあるがまだマシなようなので蓮華大沢を上がることにした。しかし、こちらもデブリが多い。デブリの横のでこぼこの雪面を上がり、右俣と左俣の分岐点まで上がった。どちらも新しいデブリが流れていたが、右俣の方が広くてデブリに覆われていない所もあったのでこちらに行くことにした。
デブリが一杯の蓮華大沢 蓮華大沢左俣
真ん中に岩があるノドのところまで行こうとしたがデブリと直ぐに滑り落ちる新雪、新雪が落ちたザラメの雪面がモザイク状になっていて楽しくない。手前の2085m地点(GPSで)で引き返すことにし、スキーをつけてデブリの間をゆっくりと慎重に滑り降りたが雪面はでこぼこで疲れる。所々スキーをはずしてデブリを乗り越えなければならない。
30分以上かかって針の木雪渓の末端の堰堤の所に出た。後はスキーを滑らしたり、雪が切れた所をスキーをはずして歩いたりして橋の手前まで来た。 ここで、のんびりとフキノトウを摘んだりした後扇沢まで戻った。
シーズン最後の山スキーとしては全く不満の残るものだが、山スキーはやはり天候と雪質が大事だと痛感した。
GPSトラック