谷川岳、芝倉沢 (1977m)

4月14日(木) 晴風弱し


単独

登行高度:850m 滑降高度:1300m

天神平スキー場トップ(9:30)-谷川岳(11:25〜11:35)−一の倉(13:15〜13:40)))-虹芝寮(14:15)-土合橋(15:25)

  
 4月1日に山スキーに行って以来2週間、そろそろどこかに行きたい。しかし、4月中旬となると行ける所は多くない。そこで、近場でロープウェが使えるので登りが楽で、下りの滑りが楽しめる谷川岳に日帰りで行くことにした。谷川岳は今シーズン初めてである。

   朝、自宅を出て関越道の赤城ICから入り水上ICを経て谷川岳天神平に行く駐車場ビルに駐車。平日なので駐車料金は無料。準備してロープウェーに乗った。上のスキー場で滑っている人はまばらである。天神峠に上がるリフトに乗りスキー場トップへ上がる。ここから、尾根通しに滑りおりた。好天と気温の上昇で雪は緩んでいる。いつもの急斜面はスキーをはずして降りた。雪が柔らかいため危険は感じられない。降りたところでシールをつけてハイクアップ。トレースがあり順調に上がった。

天神峠から谷川岳を仰ぐ               天神尾根をハイクアップ                オキの耳とマチガ沢上部
    


   熊穴沢の避難小屋の所で先行者に追いついた。この方、昨日は芝倉沢を滑り、本日は熊穴沢を滑る予定と言っておられた。本日は山スキー、ボーダーの人が5,6名、登山者が7,8名だろうか。上りやすい雪でシールのみで快調に上がった。途中数名を追い抜いて2時間足らずで頂上に着いた。

    当初は天神尾根から熊穴沢を降りる積りだったが、予想以上に早く着いたので芝倉沢のほうに行くことにした。尾根の下部をトラバースしながら滑ろうかと思ったがブッシュがたくさん出ていて不可能。シールをつけたまま、尾根伝いにトレースに従い稜線を進んだ。雪が緩んでいてシール歩行とシールでの滑りが容易に出来た。途中2,3箇所スキーをはずして通過したところもあったが、そのまま、一の倉岳の下の鞍部に着いた。ここで少し休憩後、スキーを担いで一の倉岳に上がった。

一の倉岳を目指して稜線を行く            一の倉岳から見る茂倉岳と芝倉沢          芝倉沢上部
    


   一の倉岳に上がると目の前に芝倉沢が広がっている。前日、及び数日前のトレースが見えた。ここで、昼食の大休止。風が無く暖かい。たった一人で頂上からの眺めを楽しんだ。

   準備して滑降開始。ザラメの雪が緩みすぎた感じだが滑りは快適である。危険も感じられない。上部の快適斜面を降りると、S字の雪崩危険地帯に入る。雪崩れる雪はもう落ちたと思われるが、古いデブリ、新しいデブリが一杯である。デブリの横を避けながら滑り降りた。下部ではデブリの上を通過。安全地帯に入って緩斜面をしばらく行くと虹芝寮。

芝倉沢中間部                      芝倉沢下部                       芝倉沢下部(デブリが一杯)
     


  休みなしに湯檜曽川沿いをトレースに従い滑り降りた。途中、スキーを担いで石伝いに沢を渡渉したが、濡れることもなく渡った。2週間前に蓬峠越えをした時よりずっと楽にスキーを滑らすことができ、土合橋に到着。駐車場まで歩いて車を回収後、日帰り温泉に入って帰路に着いた。

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