武尊山(中の岳-西俣沢) (2100m)

2月19日(土) 快晴


2人で: Yさん(アベル父さん)と

登行高度:450m 滑降高度:1200m

オグナほたかスキー場トップ(9:20)-前武尊山(9:55〜10:10)−家の串山(11:20〜11:35)-中の岳手前(11:55〜12:20)-西俣沢1570m地点(12:45〜12:55)-尾根1660m地点(13:15〜13:20)−遭瀬橋(14:40)

  
 19日の土曜日は高気圧に覆われて久しぶりの晴れの天候。前から武尊山に一緒に行きましょうと言っていたYさんと前武尊、家の串、西俣沢のコースを行く計画を立てた。このルートは出発点と帰着点が異なるので、2人で行くと車一台を帰着点にデポ出来るので好都合である。

   朝早く自宅を出て集合場所の花咲の湯に7時半頃着いた。Yさんも到着。2人で先ず帰着点の遭瀬橋に向かい橋の手前の駐車スペースに車を停めて山スキーの準備。 Yさんの車を此処にデポし、自分の車でYさんと一緒にオグナホダカスキー場に向かった。同じようなルートで山スキーに行くと言っていたグループがやはり車2台でやって来た。

    オグナホダカスキー場に駐車し、準備して登山届けを提出。リフトを3本乗り継いでゲレンデトップに上がった。天気は快晴で雲ひとつ無い。風も無く絶好の山スキー日和。何人かの人が山スキー、山ボードの準備をして上がっていた。

    我々もシールを着けハイクアップ開始。雪は締まって硬くなっており、トレースに従った登りは楽であった。所々ショートカットして快調に進み、ヤマトタケルの像がある祠の前武尊に40分かからず到着。頂上には数名の人がおり、さらに続々と上がって来ているようであった。雪は硬く所々モナカ雪状態で滑りは快適で無さそう。

ヤマトタケルの像の祠             剣が峰と家の串、中の岳                  日光白根山
    

    単独行の人がさらに家の串の方に向って行った。我々も当初の予定通り、シールをつけたまま鞍部まで降り、次いで剣が峰の前をトラバースしながら進んだ。雪が締まっていて部分的に硬い雪で、雪崩の恐れは全く無い。
   
    家の串の手前から正面の尾根を単独行とレースに従い上がって行った。トレースはそのまま上がって行ったが、急斜面で直接上がれなかったので左側に藪の中を蒔きながら上がり尾根に出た。後は尾根筋をしばらく行くと家の串の頂上に着いた。此処でしばらく休止。天気快晴で風が無く、周囲の山々の遠望が素晴らしい。

家の串に向かう                    家の串より見る中の岳、沖武尊          家の串から見る剣が峰、赤城山
      

    後続の2,3のグループが上がってきた。先行の単独行、さらに外国人のツアーのグループがさらに中の岳の方に向って行った。中の岳から西俣沢へのルートも疎林で素晴らしそう。時間が経てば、硬い雪も少し緩んでくるかもしれない。我々もそちらに向かうことにした。シールをつけたまま鞍部まで下り、中の岳に向かってハイクアップ。頂上手前のツアーグループが休んでいるところで、我々もハイクアップはこれまでとして、彼らが滑り降りていくのを眺めながら昼食の休憩。

西俣沢を上から見る                 中の岳の手前で                     西山と尾瀬岩鞍スキー場
    

   シールをはずして滑降開始。斜度はほどほどで疎林がずっと続いている申し分ない斜面。しかし、上部の雪面はクラストしていて硬い。
ターンで力を加え過ぎると表面の雪が割れてくる。スピードについていけず腰が引けて何度も転んだ。先行するYさんは格好良く滑って行く。さすが元スキー選手である。

   しばらく降りると、雪はパックされた新雪で滑りやすくなったが、一部は硬くなっている。そこで、また、腰が引けて転んでしまう。下部になり雪が柔らかくなり、やっと滑りを楽しめるようになった。

上部の滑りを楽しむ                   滑りを楽しむ(中間部尾根)             林間の滑りを楽しむ(最下部)
    


   沢沿いの1570m地点で先行のトレースが右側の尾根に上がっている。我々もシールをつけて上がりだした。しかし、先行のトレースはさらに尾根を上り返している。

   そのトレースと分かれてトラバース気味に尾根を越えて右側の尾根に出た。ここで、シールをはずして疎林の尾根筋を滑った。此処の雪はパウダー気味の滑りやすい雪で滑りを楽しめた。尾根を滑り降りてから、右側の林の中の広い尾根筋を滑り降りた。此処もやや重いが林間の滑りやすい雪であった。

   西俣沢に合流してから、スノーブリッジを利用して対岸に渡り左岸の林道(登山道)に出た。後は林道沿いに緩斜面を滑った。再度スノーブリッジを使って右岸に渡り林道沿いに滑り遭瀬橋に出た。

   Yさんの車に乗り、オグナホダカスキー場まで戻って車を回収。途中、しんめいの湯に漬かった後、帰途についた。帰りも赤城山東面の道路を通り1時間40分程度で自宅に着いた。やはり近場の武尊山は良いと再確認した。

   写真の1部、GPSトラックはYさんから提供頂いたものである。感謝する。


         GPSトラック