阿寺山 (1509m

2月5日(土) 曇り後晴れ
14人で(RSSA山スキー祭)
登行高度:1130m 滑降高度:1130m

広堀橋(7:45)−阿寺山(11:30〜12:13)−広堀橋(14:20)

   
本日はRSSAの行事の山スキー祭での山スキー行。RSSAの若手メンバーで惜しくも山で亡くなられた森さんの3回目の追悼山行でもある。阿寺山は標高は1500mとさほど高くないが、RSSAの会員によって紹介されている良い山スキーサイトである。

   朝7時10分に広堀橋の除雪終了地点に集合。全員が集まった所で自己紹介。本日の参加者はRSSAの会員と会員の友人(ゲスト)を含め総勢14名。天気は曇り空だが風も無く視界も利いてまずまずの日和。

   シールをつけようとして見ると片側のスキーのディアミールフリーライドのクライミングサポートが根本近くで折れて無くなっている。昨日スキー板を立てかけた時に倒れたが、その時打ち所が悪く折れてしまったらしい。どうにかヒールの固定と取り外しは出来そうだが、クライミングサポートは全く使い物にならない。途中の急斜面では登れなくなるかもしれない。駄目なら途中から一人でも下らざるを得ないと覚悟を決めて歩き出した。

   若手グループが先頭をぐいぐい進んでラッセルをやってくれたので、後続のグループは楽をさせて貰った。自分は半ばよりちょっと後を付いていった。尾根に入って斜面が急になリクライミングサポート無しではきつい所が何箇所かあったが、片方のスキーのクライミングサポートを付けて何とか上がることが出来た。

   上部に上がるとガスが出てきて見通しが悪くなった。見覚えがある木の横を通り過ぎて上がりきると先行グループが休んでいた。本当の頂上はここから広い緩斜面を少し上がった所だが、ガスで全く見通しが悪くここまでとした。当初は14人の大勢が一緒に行動出来るか心配もあったが、皆さん慣れた方ばかりで途中の休憩も少し待つだけで、全員が頂上まで4時間もかからず上がりきることが出来た。

   ここで臨時の祭壇を作り花とビールを手向けて森さんの冥福を祈った。その後、行動食を取り、シールをはずして滑降。最初はガスで見えないので登りのトレースに従って降りた。しばらく行くとガスが薄くなり見通しが良くなってきた。

   ここで吉田さん、田宮さんの先導で右側の広い沢沿いを滑り降りた。上部は軽いふかふかの雪で疎林。斜度は少し急だがほどほどで全員歓声を上げながら滑り降りた。下に降りるにつれだんだん雪は重くなってきたが滑りには問題無い。沢の下部になる前に左側の尾根をトラバース気味に越えて尾根の左側を滑り降りてから登りのルートに戻り休憩。

  その後、緩斜面を滑り降りて広堀橋に戻った。ここで、帰宅されるゲストの方達と別れて残りの参加者は本日の宿”八ツ峰養魚”に向かった。この宿は値段は安いが食事は良く満員の盛況。宿からは地元のお酒八海山の差し入れまであった。風呂に入った後の食事宴会は盛り上がった。

  今回の企画ならびにお世話頂いた吉田さんに感謝する。参加者14人と大勢であったが問題も無く、おおいに楽しめた山スキーであった。

  なお、今回の山スキー行で取ったデジカメ写真を間違って消してしまったので写真は載せられない。
  吉田さんSHOさんのホームページに写真が豊富な記述があるのでそちらを見てください。


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