1月28日(金) 薄曇り後晴れ
湯の丸山 2101m
2人(Kさんと) 
登行高度:405m 滑降高度:560m
湯の丸スキー場トップ(9:40)−湯の丸山(11:10〜11:40)−下部あずまや(12:55〜13:30)-鹿沢道路際駐車場(14:30)

   
昨年4月に天狗原でお目にかかったKさんから突然、金曜日に湯の丸山に一緒に行きませんか?とのメールを頂いた。当初は3週連続で西山にでもと思っていたが、この地域の群馬県東北部は雪との天気予報。一方、湯の丸山など群馬県西北部地域は晴れとの天気予報。

   やはり山スキーは晴れている時に行くのが楽しいし事故の可能性も低い。そこで、2つ返事でKさんと湯の丸山に出かけることにした。湯の丸山は半日コースでこれまで4回ほど行っているが、そのうち、旧鹿沢から角間峠を経て上がり旧スキー場を旧鹿沢まで下ったのが2回。湯の丸スキー場から往復したのが2回であった。今回は2台の車で行く事になるので、下部の旧鹿沢に一台の車を停めて置き、上の湯の丸スキー場がある地蔵峠までもう一台の車で行けるので好都合である。

  朝早く自宅を出て上信越道を経て地蔵峠の湯の丸スキー場の駐車場に約束の9時少し前に到着した。すでにKさんは来ておられた。Kさんは私と同じ60代で退職されていて山スキーが趣味。同じ桐生市の住人であるが、山スキーでご一緒するのは始めてである。挨拶をして先ず旧鹿沢まで下り、道路際の駐車場にKさんの車を駐車。必要な用具を自分の車に乗せて再び地蔵峠まで上がリ、スキー場の駐車場に駐車。

  準備して、先ず湯の丸スキー場の北側のゲレンデのリフトに乗った。リフトを降りて,カラマツ林の始めの平坦なところをしばらくヒールフリーにして進んだ。雪はさらさらしていて軽い。先行のスノーシューの跡をたどったが、途中からスノーシューの人は横にそれていった。

  傾斜が出てきた所でシールをつけて歩き出した。ラッセルは足首から靴程度だが、雪が軽いため抵抗が無く上り易い。先週の西山と比べて随分楽であった。2人で適当に先行のラッセルを交代して頂上まで上がった。さすがに、平日なので他に誰もいない。

カラマツ林のの平坦な中を行く           頂上間近                       頂上直下を滑る
             

  上部はクラストしているのではと思っていたが、ごく一部がモナカ雪状になっている他はふかふかのパウダースノーと言って良い雪。未だ少し積雪量が少ないので藪がでている所もあったが、滑るのには申し分が無い雪質であったる。

  下りのルートはいくつか取れるが、Kさんが先週上部を滑って良かったという北東方向の尾根筋を辿ってみることにした。始めは疎林でふかふかのパウダースノーが非常に滑りやすかった。雪が深くてスキーが埋もれてしまうが、あまり抵抗が無い。しかし、標高1800mくらいから下は林が込んできて密な樹林の中を滑ることになった。時々横滑り、キックターンをまじえて滑り降りたが、何回か転んで起き上がるのに苦労した。少し疎林となると林間のスラローラムも面白い。

        少し疎林になった林間を滑る                     下部の緩斜面
              
  

  谷筋を降りて少し上り返して旧スキー場の跡のカラマツが植林されている間をぬって滑り降り、あずまやに達した。ここで昼食。


         スキーで沢を越える                         湯の丸山を振り返って
              

  ここから、右に旧スキー場を下れば道路沿いまで直ぐだが、敢えて左側に尾根筋に辿ってみた。しばらくすると谷になり、水が流れている沢となった。沢を3回越えて旧鹿沢から角間峠に至る登山道に出た。一回目はスノーブリッジを利用して何とか越えたが、二回目は水が少なく渡れそうであったので強引にスキーを履いたまま渡った。短い距離であったが沢越えに随分時間がかかった。


  登山道を出てからはわずかの下りで道路際の駐車場に出て、停めてあった車で地蔵峠まで戻った。その後、Kさんと別れて浅間山の東面を辿る道路を経由して帰途に着いた。